信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

介護保険運営協議会&国民健康保険運営協議会&いくさかの郷定例会

2021年02月17日 | 生坂村の会議
 17日(水)は雪が時々舞い積もることはなったものの、気温は上がらず真冬のような一日でした。
 午前10時からの令和2年度 介護保険運営協議会は、会長の民生児童委員協議会の大澤会長に協議事項の議事進行をお願いし、最初に第8期介護保険事業計画・第9期高齢者保健福祉計画について説明してもらいました。
 計画ではもりびとの発足に触れていることは良いが、今後に活かすことが大事であること、介護保険料の算定では、人口の乖離があり、村の現状と国の推定値の違いで、第8期と第9期が安定して実施できるために介護保険料を算定したこと、実際の数字を使った方が少し安くなるが、基金に積み立て、施設等の利用を考え、見える化数値を採用して算定したこと、広報いくさかやICNでの動画による説明などで周知していきたいこと、新しい取組がないと納得はし難いことについては、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施として、BMI25以上の方の割合が多いので健康教育等の実施と健診の受診勧奨などを行っていきたいこと、有償運送の利用については、施設入所等で増減することなど質問に対して回答させていただきました。


 令和2年度介護保険等事業・介護保険会計報告としては、新規の介護認定者は前年度比9名減でして、居宅利用者、地域密着利用者は若干減っており、施設利用者の増ですが介護給付費が減っている状況の説明を受け、令和3年度介護保険等事業・介護保険会計(案)について、当初予算(案)の内訳と介護保険等事業(案)の内容等の説明もしていただきました。
 次に、令和2年度地域包括支援センター事業報告、令和3年度事業計画(案)について、介護予防・日常生活支援総合事業の介護予防・生活支援サービス事業(通所型サービス・訪問介護サービス・短期集中型介護予防サービス等)、一般介護予防事業(元気塾・生坂おとこ塾)についてと、包括的支援事業として、総合相談支援事業・権利擁護事業・包括的・継続的ケアマネジメント支援事業、認知症総合支援事業などの事業報告の説明を受けました。


 また、令和3年度生坂村地域包括支援センター事業計画(案)として、地域包括ケアの考え方に基づく、介護予防や在宅生活の継続支援として、保健事業と介護予防の一体的実施に向けた体制整備などと、社会参加の促進と地域活動の活性化、高齢者の人権尊重などにより、地域包括ケアシステムの構築に取り組むための説明を受けました。
 有償生活援助サービス「もりびと」のさらなる活用、長寿会は、全村的に募集しているので、行政と社協で連携して会員を増やすことにより、もりびとにつながること、医療と介護の連携により、一人暮らし、高齢者世帯の見守り体制を強化し、要援護者の把握、福祉避難所の設置、ひきこもりをAIの活用により支援するなどの意見がありました。


 社会福祉協議会からは、地域密着型サービス「はるかぜ」の現況報告等について、施設の概要、利用者数の状況、職員の資質向上、地域との連携等について説明していただき、利用者が減少し、経営的には大変厳しい状態が続いているが、コスト管理を徹底し施設を有効活用できるよう社協全体で考えていきたいなどの説明もお聞きしました。


 社協の在宅介護は92名でして、92のパターンがあり、ケアマネージャーが本人や家族との話し合いで施設の検討をし、施設の資料提供をして家族が探し、専門業者もあって、1ヶ月の金額等を提示し、条件に合う施設の見学をしてり、有料老人ホームは高いですが、松塩筑木曽老人施設組合の特養老は所得によって、7~8万円、14~15万円ですが、綺麗な施設が良い方もいて、本人と家族の意向で終末期に自宅や施設で暮らす方いるとのことでした。
 第8期介護保険計画の基本目標は「みんなが元気でにこにこ暮らせる村づくり」~健やかな心とからだを守っていきます~に向けて、住み慣れた生坂村で安心して住み続けられるために、高齢者生活福祉センターの有効活用、ケアマネージャー、保健師、社会福祉士との連携等による「福祉の村づくり事業」を重点事業として進めてまいります。


 午後2時からの国民健康保険運営協議会は、会長の字引議員より議事進行をしていただき、令和2年度生坂村国民健康保険運営状況については、今年度は昨年度より医療費が減ってきているため療養給付費等が減額になっている状況や積立金が77,894,000円に増える決算見込みなどを説明していただきました。


 次に保健事業実施状況では、平成20年からメタボリックシンドロームに着目した健康診査(特定健診)及び保健指導(特定保健指導)の実施が義務付けられ、2月15日現在の特定健診受診率52.4%で、特定保健指導の対象者と実施方法、その他の国保健康診査・保健指導等と、第2期データヘルスの実施計画などについて説明していただきました。


 医療費が減少の顕著な理由については、高額医療費が減っているなどであり、死亡数も影響があるが、高額な医療費の方が少なくなったことが考えられるとのことでした。
 令和3年度生坂村国民健康保険事業計画及び運営については、重点施策、具体的な対応策、保険事業の推進、令和3年度 国民健康保険特別会計予算書等を説明後、令和3年度から国民健康保険税の資産割の廃止に向けた検討をしていくことになり、長野県国保税の統一に向けたロードマップなどを説明していただきました。


 資産割を廃止し、所得割・均等割・平等割が増えることで、資産の少ない方の保険料が上がることについては、資産割は不公平で、幾つかの市町村では廃止しているところがあり、県も令和9年度までに廃止して、圏域ごとに保険税を統一したいこと、医療費が下がっていることは、ここ数年大きな手術の方がいないことで下がっているが、当村は分母が小さいので、一人が手術を受けるとすぐに影響があること、この頃健康に留意している村民が増えてきて、歩こう部の参加など健康意識が向上していること、健康診断を受診した方より、しない方の医療費が高いので、一人一人の健診結果に沿った内容で指導をするために、健康診断を受けていただくこと、体協と研究することは、軽スポーツの取組などの内容を検討することなど質問に対して回答させていただきました。


 新型コロナウイルスワクチン接種の予定については、日々情報が変わっている中、健康管理センターでの集団接種とお医者さんによる個別接種を予定し、現在、日程は未定の状態であるが、今月25日の全戸配布で、その時点で分かる範囲の情報を村民の皆さんにお知らせするとのことでした。
 委員各位には、一日健康福祉課関係の運営協議会にご出席をいただき、忌憚のないご意見、ご提言をいただきありがとうございました。


 午後3時30分からは「道の駅 いくさかの郷」定例会を行いました。最初に私から、1月と2月も前年度対比で売上が伸びたことに感謝を申し上げ、FacebookとTwitterでの発信を楽しみにしていて、今後SNSでも誘客につながっていくと感じていること、山村活性化対策事業で生産者組合の皆さんにエコバッグを進呈して、出荷意欲の向上を図り、いくさかの郷の売上に結び付けていきたいなどの挨拶をさせていただきました。


 農産物直売所の1月の総売上及び現金、商品券、クレジットの売上集計表、曜日を合わせた前年対比表、2月の昨日までの総売上などの売上集計表、前年対比表、3月の営業カレンダーと生坂まごころ宅急便の実績、かあさん家の食堂の売上と来店者数、直売所とおやき販売の売上などについて説明を受けました。
 1月の売上も前年度対比176%になり、地元農産物の出荷が少なくても、仕入れ商品・農産物やブルーウェイ(株)等の委託販売が伸び、2月も多い日は前年対比300%以上の日があること、生坂まごころ宅急便はおまんじゅう、おやき、冷凍おやきが多く発送されていて、売上増の成果は出ているが、発送料を加味すると費用対効果は少ないと考えるなどの報告でした。


 かあさん家の1月分は、食堂の席数減により若干の売上減であるが、おまんじゅう・おやき・みそ等の発送が多く、前年対比若干の売上増になったこと、2月はまごころ宅急便の取り扱いを始め、おまんじゅう・冷凍おやきの売上が多く、製造が間に合わない状況で前年対比増が望めることの報告を受けました。


 やまなみ荘のおやきを直売所でも販売して欲しいことについて、かあさん家のおやきと違いがあるが、店によって特色があって良く、個人の好みであるから味の統一は必要ないこと、ハウス栽培の野菜出荷は、小立野がほうれん草・野沢菜・小松菜・春菊を2日ごとに出荷していただき、下生坂もほうれん草・小松菜を出荷し、日岐は出荷がない状況であるが、出荷が増えているので成果は出てきていること、込地は来年期待できそうであり、生坂農業未来創りプロジェクト会議でアスパラの栽培や推奨作物を提案していきたいこと、月別収支一覧表については、歳入と歳出が分かりやすく、年度末の仕入れの支払いを検討し、商品やレジ袋等の棚卸しをすると黒字になりそうであること、かあさん家の売上と合わせて、総体的に1億以上の売上があり、将来的には一体的な経営を検討すること、新型コロナウイルス感染症の影響があったものの、各種商品券の利用などで毎月前年対比増であり、来年度も193クーポンや生活応援商品券、プレミアム商品券を発行してもらいたいこと、4月下旬から山菜、ハチク等が出荷され、集客につながること、きのこ山組合や季節ごとに出荷する生産者も増えて、地元産の農林水産物の出荷が増えることが期待できるなどの話し合いをしました。


 山村活性化対策事業によって、買い物かごにすっぽり入り、保冷性のあるエコバッグを農林水産物生産者組合の皆さんに配布し、出荷時の鮮度保持や出荷意欲を高めていただくことなどに結び付けたいこと、25日にぶどう生産者の皆さんと来年度に向けての会議を開催して、最盛期にスムーズな販売、万引対策などを話し合うとのことでした。


▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、小雪が舞い始めた上生坂上空からの風景を撮影しました。


上生坂上空からの風景



 その他生坂村では、保育園で誕生会、児童館でのらのら青空塾・しょうぎ教室、なのはなでお裁縫Sewing、介護運営協議会、国民健康保険運営協議会、歩こう部、道の駅いくさかの郷定例会などが行われました。