信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

全国治水砂防協会理事会&山清路の風景

2023年05月11日 | 私の活動報告

 11日(木)は晴れて日差しがたっぷり降り注ぎ、朝晩はヒンヤリしたものの昼間日なたでは少し暑さを感じました。

 午前11時から、全国治水砂防協会理事会が砂防会館で理事18名が出席され行われました。

 森山会長さんが、昨年も集中豪雨や台風によりまして800件に迫る土砂災害が発生し、各地で甚大な被害が発生しました。被災された皆様には心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。地域の一日も早い復旧と復興を強く願っております。

 先般成立いたしました令和5年度予算につきましては、先に成立いたしました令和4年度の補正予算と併せまして、土砂災害対策も強力に推進していくための予算がしっかりと確保できました。

 改めて皆様方のご尽力に感謝を申し上げる次第であります。また、本年度の本会の活動に付きましては、コロナ禍で中止や規模縮小となっておりました様々な活動を再開させていただき、砂防事業推進のための取組をしっかりと推し進めてまいる所存でございますので、引き続きのご指導、ご協力をよろしくお願い申し上げますなどと挨拶をされました。

 議題は大野理事長さんから、令和4年度の事業報告として、砂防事業の拡充・促進についての活動、事業活動、協会の運営事項、砂防会館の運営等の各事項に対して説明を受け、次に令和4年度の収支計算については、総括表、収支決算書で予算額に対して大きな変更点と、貸借対照表、正味財産増減計算書、公益目的支出計画実施報告書等について説明を受け承認をしました。

 また、令和5年度事業計画、収支予算、役員等改選(案)、令和5年度通常総会(第87回)招集、功労者表彰などの協議をし、原案通り通常総会に附議することになりました。

 議題審議の後、来賓としてご臨席いただいた三上砂防部長さんから、令和5年度に入り我々砂防部の三役はそのまま不動で望んでおりますが、全国では令和4年度補正予算と併せた16ヶ月予算ということで、各地で砂防関係の事業推進に当たっております。

 中身的には、流域治水という言葉で上流域は砂防でしっかり行いながら、下流域も含めた治水対策をしっかりと取り組んでいこうと、特にその中では砂防は、例えば林野庁と連携した流域流木対策をしっかりやっていこうとか、最近気候変動の影響もありまして、土砂洪水氾濫という災害が顕在化しており、こういう災害にもしっかりと備えていこうという取組を強化していきたい思っております。

 今朝も関東では地震がありましたが、最近どうも春先から我々防災を預かっている者にとしましては、少々気の休まらない日が続いております。

 沖縄では早々に線状降水帯が発生したという話もありましたし、能登地方では最大震度6強の地震と未だに群発地震的に発生しております。それから雨としても先週末結構な雨が降りまして、5月として記録的な雨だということで、一部被害が発生しているところでございます。

 一方広島県呉市で4月下旬に斜面の災害があったと大騒ぎをして、一時期は数百人の方に避難指示が出たことがありましたが、こちらの対応つきましては、砂防学を専門とする大学の先生と県の砂防課職員等がしっかりと現地を確認して、これは地すべりではないということで対応をとり、現在は避難指示を解除しており、やはり色々な方と連携をしながら施策や事業を進めていく重要性を更に感じております。

 本日ご出席の皆様方におかれましては、引き続き砂防関係の施策にご支援を賜りますようお願いいたしますなどのご挨拶をいただきました。

 続いて國友砂防計画課長さんから、「砂防行政に係る最近の話題」と題して、流域治水型砂防事業の展開、まちづくり連携砂防等事業の制度拡充、新たな国土強靱化基本計画 骨子(概要)、新たな国土形成計画(全国計画)素案(概要)、気象業務法及び水防法の一部を改正する法律、土砂災害対策に関する国際技術協力、石川県能登地方を震源とする地震(最大震度6強)による土砂災害発生状況など分かりやすく説明していただきました。

 次に、城ヶ崎保全課長さんからも、近年の土砂災害発生状況、令和4年 全国の土砂災害発生状況、令和5年 全国の土砂災害発生状況(4月30日時点)、災害関連緊急事業の早期着手~部分申請の活用~、災害関連緊急事業 応急的な対策事例、砂防施設が機能を発揮し被害を未然に防止、近年のTEC-FORCE(地方整備局等)砂防班の活動、令和4年の土砂災害専門家(国総研・土研)による技術支援活動など多岐にわたり説明していただきました。

 少し早めに着きましたので、砂防会館本館の赤木博士の銅像やエントランスホールに飾られている、国の登録有形文化財に登録されている松本市中ノ湯の「釜ヶ渕砂防堰堤」のガラスなどを見てきました。

 

▽ 毎朝恒例の写真は、GW中に撮影しました深緑鮮やかな山清路と清き流れの犀川の風景をアップしました。

山清路の風景

 本日生坂村では、地域支え合い事務局会議、一貫教育内容検討会議などが行われました。



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