「幽霊見たり枯れ尾花」の場合は、恐怖心から、一晩中ブルブル震えていても、夜が明けて明るくなり、枯れすすきを幽霊だと勘違いしていた事が分かったら、この問題は終わりますが、社交不安障害(対人緊張症)やパニック障害などの神経症、うつ病などは、多方面からの客観視などの能力を身に付けなければ、問題は終わらない。「幽霊見たり枯れ尾花」の話 第三回目
精神科、神経科、心療内科などに掛かっている、社交不安障害(対人緊張症)やパニック障害などの神経症、うつ病などの人たちと「幽霊見たり枯れ尾花」の話は基本的に同じですが、「幽霊見たり枯れ尾花」の話と違う所は、放っておいても問題は解決しないという所です。
まずは、下記の「幽霊見たり枯れ尾花」の話を読まれて下さい。(既に読まれている人は読まないで飛ばしたのでも良いです。)
「幽霊見たり枯れ尾花」
江戸時代の夏の夜、若い男が、風通しの為に雨戸や襖を開け放しにして蚊帳を吊って寝ていると、遠くに白いものがチラチラ見える。
それが幽霊がおいでおいでをしているように見えると思ってしまったら、とてもとても怖くなってしまって体中が布団の中でブルブル震え始めてしまった。
しかし、このまま布団の中で一晩中震え続けるのは嫌だと思い、勇気を振り絞って本当に幽霊なのかどうかを見に行こうと決断をして見に行くと、何のことはない、枯れたすすき(尾花はすすきの事)が風になびいているだけで、それが幽霊がおいでおいでをしているように見えていただけだと分かると全く怖くなくなってぐっすり眠れました。
「幽霊見たり枯れ尾花」の話も社交不安障害(対人緊張症)やパニック障害などの神経症、うつ病などの人たちも同じ勘違いですが、違う所を説明します。
「幽霊見たり枯れ尾花」の話の勘違いは、必要な人生勉強不足が原因ではなく(多少はあるかもしれません)、夜は暗いですから、昼間のようにはっきりと見えないために目から得られる情報不足になり、幽霊ではないかと勘違いをして強い勘違いの恐怖を感じてブルブル震えたのですが、
社交不安障害(対人緊張症)やパニック障害などの神経症、うつ病などの人たちも、同じ勘違いからの勘違いのとても強い恐怖を感じて怖がっていますが、この勘違いは必要な人生勉強不足から発生しています。
具体的には、「人に変に思われたら怖い」とか「新幹線のドアが閉まったら閉じ込められた、もう出られないという恐怖」とか「嫌な事を怖いと勘違いをして鬱を強く感じている」等です。
ですから、社交不安障害(対人緊張症)やパニック障害などの神経症、うつ病などの人たちも情報不足からの勘違いから発生した強い勘違いの恐怖を感じているのは同じですが、時間がどんなに経っても、「幽霊見たり枯れ尾花」の話の人のように、夜が明けて明るくなる事で、情報不足が自然に解消して勘違いに気付き、「枯れすすきで幽霊ではなかった」、と深く分かって勘違いが自動的に直る事はありません。
社交不安障害(対人緊張症)やパニック障害などの神経症、うつ病などの人たちは、多方面からの客観視や人と自分の心の関係を対等にする、等の必要な人生勉強を十分に身に付ける事で、初めて、情報不足が解消されて、「人に変に思われたら嫌だけれども怖い事ではない」とか「新幹線のドアが閉まったら閉じ込められたのではなく守ってくれているので、停車する駅に来たら必ずドアは開くから全く怖くない、危機ではない」とか「嫌な事は嫌な事で怖い事ではない」等にしっかり修正されたら、「幽霊見たり枯れ尾花」の人が夜が明けると問題が解決するのと同じように問題が解決します。
しかし、社交不安障害(対人緊張症)やパニック障害などの神経症、うつ病などの人たちは自然に情報不足が解消して問題解決する事は、ほぼ100%ありません。
必要な人生勉強を身に付ける必要があります。
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