帰ってきた特派員報告

2004年に沖縄移住しteacupブログ開設→gooブログへ引越し

川越

2007-09-19 11:47:53 | 本土出張



川越。美しい街並み。
空がなんだかやけに広いと思ったら、
そうか、電線がないんだ。

実業家I藤先生を待つあいだ、
江戸時代からつづくという老舗のうなぎやで地ビールを
ちびりちびりやる。
新物のぎんなんに秋を感じていると、
隣のテーブルにカップルがやってきた。
初老の男性と若い女。新人OLくらいだろうか。
黙って料理を待っているが、時々女のほうがぽつりと何かを言う。
昼下がりのウナギ屋・年齢差・寡黙な空間・・・。
む、これはもしや。
怪しげな雰囲気に、なんとなく耳がそちらのほうに向かってしまう。

「山椒かける?」
「ん・・。」

「お父さん、近頃お疲れだからうなぎ食べて元気出さなきゃね」
「・・うん。」

「帰りの運転は私がするから、何か飲んだら。」
「ん・・。」

なんだそうか、父娘の会話か。
すまんすまん。
俺はこういう小津映画なシチュエーションが大好きなのだ。
昼酒が一層うまい。
俺も娘と飲みかわしてみたいなぁ。
でもそんときゃ、60歳か。

なんてぼんやり考えているところへI藤先生・S先生到着。
一方こちらはなんとも深作映画な御二人なので、
場所を移して、焼肉屋「リキ」へ。

「今月のシノギはちょいときついですなぁ」
「ま。肉食って、馬力つけてお互い乗り切りまひょ」
「オバちゃん、ホッピーおかわり。中身多めで。」

などと子袋刺身・ガツ刺し・レバ刺しを喰らう。
これはこれで、美味いのだ。


そして川越土産は「発狂くん」でキマリ。




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