NY原油、1バレル119ドル超えましたねぇ。
世界的に原油資源が枯渇しているの?って聞かれたのでお答えします。
いいや、全然ちがいます。
心配いりません。
新たな油田は、北海からもサウジからも中国、ロシア、メキシコ、果てはミャンマー、ベトナムでもどんどこばんばん見つかっていますよぉ。
30年前、俺が小学生の頃はあと60年位で枯渇するっておどかされてたけど、逆に増えてんですよ。
ガキの俺は、「冬はストーブがなくなって寒いし、電気もなくなる(当時は原子力発電がなかった)から夏はクーラーもだめか、困ったなぁ・・」って思ったもんです。
肝機能なんて言葉も知らない無垢な少年は90歳まで生きれると思ってたんですね。
供給量が増えてるのにもかかわらず、原油価格が上がっている理由とは・・。
そう、価格高騰は、単にお金が余っている人たちが商品相場でチキンレースを繰り広げているせいなの。
余りつつ、なお増やさないと生きていけない人たちのせいなのです。
日本のマスコミはあんまりそういうネタが得意ではないから、っていうか、なんだか怪しいエコ野郎どもを持ち上げるのに夢中で、ことの本質をあまり報道してくれないので、そこんとこがよくわからないひとが多くなってきているようです。
いや、商品ファンドなやつらのマネーゲームと不可解な税制のおかげでガソリンがリッター160円になろうってんだから、本来だったら暴動が起こってもおかしくない話なんですよ。
(ちなみにガソリンなんざぁ、インドネシアもアメリカもリッター50~70円くらいなもんです。)
で、マネーゲームっちゃあ、株だって今はネット取引でおねえちゃんやその辺の学生までもが簡単に売買できるもんだからって、株式情報誌にとんでもない記事が載っちゃってて、こないだ機内で読んでて思わずコーヒー噴いちゃいましたよ。
「○○社の製品はエコで地球に優しいから、同社の株を買って応援しよう」だって。
あほか、と。
どんだけ○○社の株を買ったところで、会社には1円のお金も入らないの。
株買ったカネは株式市場をグルグルまわっているんであって、株ってのは買った瞬間に魑魅魍魎のうごめく市場、そう、ファンドマネージャーやらブローカーやらと同じ土俵にたたなきゃならないの。
海千山千の狼や虎たち相手にトーシロが勝てるわけがないんだよ。
あくどい情報誌にだまされちゃう人がいるんだろうなぁ、おかわいそうに。
ま、自己責任だからね。知ったこっちゃないか。
このへんのからくりについては金融庁と財務省のかけひきがからんだ大変面白い話をこないだ某省庁の官僚(といってもただの飲み友達)がきかせてくれた。
んだが、これは話が長くなるからまたそのうちに。
俺も時々初心者から株の相談をうけるけど、これからは投資全般がババ抜きや博打と同じだってことをまず教えることにしなきゃ。
そうそう、エコロジーといえば、その官僚からきいた話なんだけど、地球温暖化ネタでノーベル賞とったゴア元副大統領が世界中のメディア(日本とアメリカを除く)で叩かれまくっている理由ってのが・・なんとさぁ・・・。
なぜに入国審査の厳しい日本でイラン人だけがノービザで入国できたかって、そのからくりは・・・。
いやいや、どれもあまりにも面白い話なのでとっとくよ。
これまたすっごく長くなるから、新宿の場末の居酒屋あたりで、いずれまた。