熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

遊び心のレプリカ

2024-03-09 17:20:23 | 作品

3月9日(土)、晴。

本日の映像は、盛り上げの手法で作った水無瀬駒のレプリカ。
水無瀬神宮に遺された水無瀬駒のレプリカは、昔ながらの肉筆での漆書きで作ることにすることにしていますが、これは、ある考えがあって、盛り上げで作った一組です。
3玉で作って、その1枚には「七十才」と書いているので、今から11年ほど前の作で、駒の文字は勿論、駒形や分厚い厚み(玉将で12ミリ強)なども、400年前の現物に倣って作っています。
念のため、駒一組の重量を計ってみると、3玉、余り歩2枚の合計43枚の重量は、およそ160グラムです。(現在の普通の駒なら115グラムくらいでしょうか)
ある考えとは、この駒は、黒漆ではなく木地呂漆を使って、やや透き通って、その中に、金箔を粉にして閉じ込めようと、そのように作りました。
このような作り方をするのは極めて稀で、これは私の遊び心であります。
その様子は、現物をよく見ると気が付くと思うのですが、写真で分かるかどうかですので、実際には、4月の展示会でご覧いただきたいと思います。
(工房に来られた時も、お見せします)
なお、蒔絵の家紋が入った古い蒔絵箱(江戸時代の筥)は、これも遊び心ではあります。





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駒の写真集

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