1月13日(月)、晴。
今朝は雪景色。
今日のこの寒さでは、漆仕事は敬遠すべきのところではありますが、とにかくやってみたいという気持ちが勝って、「菱湖」の盛り上げをしました。
今日の仕事は、裏の文字。
この時期、二日がかりで漆が上手く固めたいとの思いであります。
無駄になるかもしれませんが、それでも良いのです。
結果は明日と明後日。
今は成功を念じるのみ。
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「結果は、明日、明後日」とありますが、その後どうなったのでしょう。ずっと気になっています。漆の性質、難しさについて教えてください。
ほぼ、目論見どうりでした。
だが、二日を経過しても、漆が芯までは固まっておらず、磨こうとしたりするのは控えなければなりません。
早く結果を知りたいのですが、それが辛抱のしどころではあります。
ですので、本当に結果が出るのは、この時期ですと1週間か10日ぐらい後になります。
冬に彫埋めの1回目の塗りで湯気の立つ風呂場に入れておいたら、薬研彫りの底に玉が出来て、
しょうがないので隠すように厚く漆を塗ったら
表は乾きましたが中はやわらかくて放っておいたのですが、
もういいかなと3ヵ月後にカッターで切ったら、
粘ったままで腐ったような臭いでダメで
堀りおこしてやり直しでした。
かとおもえば、夏に漆を塗りながら寝落ちして、
朝気が付くと腕から胸から漆がぱりぱりに乾いて、
1晩で固まるのかとびっくりしました。
なんか、漆はわからんなーと思いました。
その後は、漆は薄く塗る、漆風呂ではなく文字通り湯気の立つ風呂場に入れる、これを5回繰り返すと彫埋めになるようで、2つ作ってうまくいきましたが、それきりでラジコンのエンジン収集に興味が移ってしまいました。
その意味で熊澤先生の薄盛り上げ?は理にかなっていると思います。
歴史的にも、漆一発の書き駒に近いでしょうしレタリングの盛上げ駒を超えるものが出来るのではないでしょうか?
(特殊書道の腕が必要でしょうが)
通常は一昼夜で固まれせるのが良いのですが、乾くのが早すぎると表面が引っ張られて並みを打って凸凹になってしまうし、時間(日数)がかかりすぎると、何時までも中の方(芯)が固まらずに、それを「膿んだ」と言い、最初からやり直さなければなりません。
普通なら、エヤコンで調整すれば良いと思うでしょうが、上手くいくとは限らない。
よって、今の低温で乾燥し時期は、漆にとって最悪の時期なので、本来は敬遠すべきではあります。
3月になれば、そのようなことは緩和します。