コンチネンタルタンゴに夢中になっていたあの頃。
「碧空」「真珠採りのタンゴ」「夜のタンゴ」「夢のタンゴ」
「オレガッパ」・・・・などステキな曲が沢山あって
ステレオに身を寄せ
レコード盤が擦り切れるほど聞いたものだ。
甘く切ない旋律、烈しいリズムに
青春の魂がふるえ
女性の情熱と妖しげな仕草の虜になっていた。
今もこうして当時の曲がラジオから流れてくると
乾いた記憶がたちまち潤ってくるから不思議・・・・・・
音楽や香りは
海馬の扉をやさしく押し開けてくれる。
想いだせない名前はあっても
そのひとたちの笑顔や声は鮮やかに
あの日の海、あの日の草原、あの日の夕陽が
眩しくフラッシュバックする。
6時起床、7時に家を出てU市のクリニックへ。
尿酸値4,5とは随分安定してきた。
うれしくなって夕食は「豆乳の豚しゃぶ」を囲む。
雷神の寝ぼけたりしも春なれや