とある食品製造会社の一角の小さな直売所で
油揚げを買う。
彼岸の中日にいなり寿司を作って
友人に供えるため。
いなり寿司は我が家の一番の自慢料理、
何事かあるときは決まっていなり寿司を作る。
シイタケ、ハス、カンピョウ、イカ、ニンジンなどを中に混ぜ
ちらし寿司を油揚げで包んだような
ちょっと手の込んだもの。
皆 顔をほころばせながら沢山食べてくれる。
尤も、マズイ! などと一言でも言おうものなら金輪際
お茶も出してくれないことを知っていることもあって・・・
食べることは生きること
生きることは食べること。
食べることに無関心なのは
生きることに無関心なのと同じ。
贅沢をしようと言うのではなく
おいしく食べるということである。
一切れの沢庵にも
一杯の茶漬けにも
おいしい! おいしい!
よろこびながら食べることが大切。
食べるときには食べることに心を向け
いちいち不平不満などはもってのほか。
食べることのできるしあわせ・・・・・
おいしく食べれば
食材たちは嬉しがって
もっともっと沢山の滋養分を発散してくれる。
ムニエルのワインの炎春夕べ