ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

時の流れに

2011-01-06 11:46:07 | 日記・エッセイ・コラム

かつて30代の青年期を共に自己研鑽に邁進した友が
ひさしぶりに訪ねてきた。

だが、どうしたことか
あの頃の情熱はすっかり消失して
孫が生甲斐というつまらない好々爺になってしまった。

周囲の若者に元気と希望を与え
君のスピーチは自信に満ちて眩しく輝き
若者のあこがれでもあった。

今、君は歳のせいにしてはいないか。
それとも達観してしまったか・・・・・・
時の流れの中で
君の言葉は使い捨てカイロのように
ぽさぽさと虚しくぼくの耳朶をかすめるだけだ。

芸大で作曲を学んでいる学生の母親から
いろいろ珍しいものが送られてきた。
気を遣わせてしまったが
春には来ていただけるよう楽しみにしている。

     日を溜めて開演まぢか冬木立