ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

憧れの匂い

2011-09-01 15:09:47 | 日記・エッセイ・コラム

8月31日の昨日にはなかったものが
月が替って9月1日になったとたん
どこからかほんの一瞬、
キンモクセイの花が匂った。

・・・・・ぼくの好きな香りのひとつ。
合歓の花が西施なら、キンモクセイは高峰秀子。
「二十四の瞳」の大石先生も E・バーグマンもきっと
キンモクセイの香りがしたにちがいないと想像する。

男女の相性には体臭が根源的に関わっており
無意識のうちに自分に合った体臭に魅かれるそうだ。
昆虫も犬もライオンもみんなそう。
・・・・・・だからぼくも。

ねばねばした風が肌にまつわり
台風が迫っている。
猛暑の次は豪雨と強風・・・・・
天が怒っている。地球が悲鳴をあげている。

内閣の顔ぶれが一新されて
いよいよ復興は急がれるだろうか?
大義のために一旦、
ほんとうにノーサイドであってほしい。
大震災の復興再建に全力であたってほしい。

      睦まぢや秋海堂と石ぼとけ