ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

冬桜

2012-11-01 12:15:36 | 日記・エッセイ・コラム

ある会合の帰り
ちょっと寄り道して冬桜に会う。

あるじは留守であったが 
寒空に楚々と咲いている姿は 
高貴な女性をも想わせ 
しばらくは立ち去りがたい。

仰ぎながらふと、考えてみる。
来世でもしも 花に生まれ変われるとしたら 
自分はどんな花がいいだろうかと。

--------泰山木か朴の花がいいなぁ。
純白で大きく周囲に芳香を放ち 
花が見えなくても 
その香りで存在を知らせる。
泰山木か朴の花。

らん系だけはなりたくないなぁ。
あの花はなにやら動物的で 
特に食虫花など  
生涯だまし打ちを得意とし 
うす気味悪い。
みつめているだけで
頭から呑み込まれていくような感覚に
身震いする。

 生活保護ふえるばかりや文化の日