わが家は日々
差し入れで暮らしているような・・・。
昨日は手打ちそばが届けられた。
挽きたて打ちたて茹でたての三拍子が肝心。
さっそく戴くが五人前あるので
昼と夜つづけて食べることになる。
誰かやってきて手伝ってくれると良いのだが
こういうときに限って誰も来ない。
軍鶏肉が冷凍庫内にあるので
ミンチにしてチキンボールを作ると
一段と出汁が出て美味しい御汁ができる。
今朝は両肩にお灸をすえてもらう。
一番熱いのをやってもらう。
中国四千年の治療に効果があると信じている。
高校生の吹奏楽全国大会を観た。
随分とレベルが高くなって惹きつけられる。
金賞発表の瞬間の
あの悲鳴にも似た叫びには
私まで感動の鳥肌が立った。
これから生涯あの感動を胸に抱いて
生きていける子どもたちは幸せだ。
幾つもの輝かしい瞳が私の中に鮮やかに残った。
ありがとう!
日本海からカレイが送られてくる。
獲りたて新鮮なので早速ムニエルにして戴く。
お隣にもおすそ分け。
冷めないようにフライパンのまま渡す。
かつて我がレストランで出していた
舌平目のムニエルの味を想いだした。
バターと白ワインの香りが絶妙で当時
腕の立つコックが居たので評判であった。
「カレイなる一族」の舌平目という魚は
まるで靴底のような
ちょっと不気味な姿をしているが
これがまあ美味しい!
赤舌、黒舌の二種類あるが
黒舌のほうが断然旨い。
産地はドーバー海峡が有名だが
日本の近海でも獲れる。
イカ・メザシ・カジキ・カレイ と
このところ魚つづきで夜はニシンを焼く。
(出入りの魚屋に勧められて)
さて、ところで、あかんべえの舌は何色
赤、それとも黒・・・・・
とろろ飯ゆうべ寂しく暮れゆけり
知り合いの夫妻が久しぶりに訪ねてきた。
沖縄の土産話をしばらく報告したあと
細君の方が風邪を引いているとのこと。
どうりで熱ばんだ顔をしている。
お喋りを中断し早々に帰っていただく。
昼食を用意しておいたが棚上げ。
風邪の菌を持って
人さまの家を訪ねるなんて言語道断。
ウイルスを撒き散らされ
うつされた方はエライ迷惑をこうむる。
風邪は万病のもと。
抵抗力の弱い人によっては死に至ることさえある。
ピストルやナイフなど
危険物を持ち込むのと同じであるのに
世間はこれらのことに寛大すぎる。
いや、鈍感すぎると言う方が正しい。
ほんとうに相手を尊重していたら
訪問を遠慮するはず。
はじめから風邪だと判っていたら決して
玄関から内には入れない。
ずいぶん失礼な と思われるかもしれないが
ほんとうに失礼なのは先方なのである。
しぶしぶと帰りゆく背や風邪の客
木の葉がすっかり落ち切って
落葉の始末も完結した。
あとは一日一日、
穏やかに新年を待つばかり。
日中・日韓問題、
特定秘密保護法案をめぐり
大揺れしている世の中に於いて
あちらではデモに出かける人、
こちらでは
フライパンを振るったり詩など詠んだりして
まことに人生いろいろである。
肥満体の外猫たちが
暖かな冬日を浴びて背伸びしている。
野良犬タローは猫たちの残飯を舐めている。
いのち優しく逞しく
空っぽの容器がカランコロン笑っている。
フィギアスケートGPファイナルの
ショートプログラムで
羽生結弦が99・85点という驚異的な
歴代最高点を出した。
見ていて鳥肌が立つほどに感動。
1965年に公開されたウエスト・サイド物語で
ジョージ・チャキリスのダンスに魅せられ
感動したのを想いだしていた。
おもてなし鯖の味噌煮と冬薔薇
猛暑にうだっていたのはついこの間のこと。
今日はストーブを抱いて12月。
あちこちからChristmasソングが流れてきて
忙しく背中を小突かれているような気分。
同人誌の記念号掲載のレポートが仕上がった。
締切日はまだ先だが
プレッシャーは早めに取り除いておくことに。
若いころ怠けていたので
この歳になって勉強させられている。
レポートの内容は安西冬衛を選んだ。
現代詩の先駆者的立場にあって
知るほどにミステリアスな詩人である。
エドガア・アラン・ポオのように
猟奇性もあり
その作品は官能的で面白い。
難解なものが多いが
難解であるほど
解釈はこちらの勝手にさせてもらい亦面白い。
てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行く
代表的な安西冬衛の短詩である。
もぎたての蜜柑風呂にて候へば