行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

花海棠と実海棠

2009-04-18 23:43:29 | Weblog
花海棠

 実海棠(ヒメリンゴ)

花柄が長く,濃いピンクの花蕾が鈴なりにぶら下がっていた.
その蕾の姿形は品があり,色香を感ずる.
花海棠である.
唐の玄宗皇帝が楊貴妃のほろ酔い姿をこの花に例え,
「海棠,睡り未だ足らず」と評したといわれ,
それ以来,美人の代名詞となっている花である.

花海棠はバラ科リンゴ属の植物.
4月の初中旬,紅に近いピンク色の花を咲かせる.
ただ,花より,蕾の状態のほうが好きである.
花が咲ききるとその美しさは半減するような気がする.
花が多すぎるてうるさいことが要因かもしれない.
また,花の劣化が早い.
写真上は4月4日撮影であるが,4月11日に同じ樹を見たときには,
花は盛りを過ぎ,枯れ始めているように見えた.

花海棠に対し,実海棠といわれるものがある.
別名はヒメリンゴ,同じくバラ科リンゴ属で4月中下旬に
白いリンゴのような花を咲かせ,夏には小さな実をたくさんつける.
美しさは花海棠に少し及ばなく,実をつけるところから,
実海棠と言われるようだが,花柄が長い所などよく似ている.
白い花が美しい.(写真下4月11日)

はじらいの色香蕾に花海棠

コメント
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