
ベゴニアはシュカイドウ科ベゴニア属の総称,
草,低木があり,世界の熱帯から亜熱帯に広く分布し,
2000種近くがあるといわれている。
木立性,根茎性,球根性に大別されるが,
最もよく眼にするのが木立性のセンバフローレンスと呼ばれるもの,
四季咲きベゴニアともいわれ,
公園や学校などにもよく植えられ,
春から秋の長い間,小さな花を多数咲せる。
8月も終盤,昼下がりの外出,
だいぶ涼しくなり,時間にも余裕があるので,
学校,公園が並び緑豊富な遊歩道を選択し,
会社から駅まで,3km弱の道を歩いてみた。
所々にある道脇の花壇にはベゴニアをはじめ,いろいろな花が
少しの夏疲れを見せて咲いている。
木々からは,短い夏の終り,自らの短い命を惜しむように,
ミンミンゼミ,アブラゼミ,ツクツクホウシなど,
たくさんの蝉たちのあらん限りの鳴き声が聞こえる。
駅まで,続く道,どこまでも蝉の鳴き声がやむことはなかった。
暮の夏ミンミジージの鳴りやまず