
葉牡丹に責任はないのだが,花ではないのに花のように振る舞い,
インチキくさい気がして,個人的にはあまり好きになれない葉牡丹であるが,
紫と緑が鮮やかでとてもきれいな葉牡丹を見つけたので,
その色合いをと思って,レンズをむけて見た。
葉牡丹にはいろいろな品種のものがあるようで,
写真上のものは葉が縮れている縮緬といわれる種類,
色合いはうまく表せなかったが,
アップにしてみると,縮れた部分が海藻のように見えておもしろい。
写真下は丸葉系の葉牡丹,関東では一番よく見る種類。
葉牡丹はアブラナ科アブラナ属の多年草,
耐寒性に優れているので公園などの冬の花壇の草花として,
正月の門松の飾りなどに使われ,冬に彩りを添えている。
葉牡丹はキャベツ,ケールの仲間で,それらを改良して創られている。
暖地では色づきが悪く,寒地では越冬できない,
きれいに作るのは難しく,奥もあるようである。
葉牡丹の海藻(うみも)のごとく縮れたり