行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

孟宗竹・真竹

2010-01-16 23:17:09 | Weblog




松竹梅,おめでたい席,祝によく使われ植物たちです。
竹はすくすく伸びるその姿から,
成長を祝うシンボルとして古くから親しまれ,
また日本人の生活に密着して存在する植物です。

日本の竹の中で最も太く,竹の子が獲れる孟宗竹,
この孟宗竹は,すごいことに1ヶ月足らずで直径20cm,高さ14~15mほどに成長し,
中には1日に1m以上伸びることもあるようです。
しかし,その成長も2~3ヶ月で終り,
その後は何年経ってもこれ以上大きくならないとのこと,それもまた不思議です。

写真上は公園の斜面の真竹の林,下は孟宗竹の林
日本で栽培されている竹のほとんどはこの孟宗竹と真竹であり,
真竹は竹細工,竹工芸品の材料として最もよく利用されます。
今はカーボン樹脂などになってしまいましたが,
少し前までは釣り竿は真竹を加工して作られていました。

竹の葉は秋から春まで青々としていますが,
晩春から初夏,黄ばんだように黄色に変化します。
これは古い葉が新しい葉と入れ替わる落葉前の現象,
この時期,この現象を「竹の秋」といいます。
また初秋,葉が一番青々としているころを「竹の春」ともいいます。
麦には「麦の秋」はあって「麦の春」はないようですが,
竹には「竹の秋」も「竹の春」もあるようです。

九十九折越えて山寺竹の秋
コメント
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