薬師池
まだ里山の風情を残す地域,雑木林に囲まれ,
中央にその名のとおり池を配す町田市の薬師池公園,
新東京百景,東京都指定名勝,日本の歴史公園100選にも選定されている。
また,それぞれの季節に梅,椿,桜,花菖蒲,ハスの花が楽しめ,
新緑,紅葉も見事な自然美豊かな公園であるという。
自宅から車で30分弱ほどの距離であり,その横は度々通るのだが,
公園を訪れる機会がいまだなかった。
1月24日の日曜日,あまりの好天につられ,
昼過ぎになり,どこかにでかけようということになり,
梅が少しは,椿はけっこう咲いているのではと,
薬師池公園に出かけてみることにしました。
しかし,見頃は3月とのことで,まだ梅は全く咲いておらず,
椿もポツンポツンの花模様でした。
しかし,その代わりといってよいのでしょうか,
薬師池には海を渡り訪れている冬の水鳥が泳ぎまわり,
池周辺の冬の木々もそれなりに景観がばらしく,
心和む半日となりました。
また,同公園内に保存され,文化財にも指定されている
藁葺きの旧民家裏の雑木林にこれまた冬のルリビタキの美しい姿を見ることができ,
これはまた感激でありました。
公園内の高台の雑木林のなかに町田市で一番古い寺といわれる薬師堂があります。
そのそばにある池なので薬師池,
そこから薬師池公園の名がつけられたそうです。
次ぎは花の時期に,その薬師堂を是非訪れてみたいものです。
写真は薬師池,水面の輝きが,春の近さを知らせているようでした。
つぎつぎと池に煌めき春隣