行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ナトリウム灯

2010-01-21 22:41:25 | Weblog




オレンジ色に近い黄色の照明灯,
白色の水銀灯に比べ,どこか温かみを感じ,
街灯としては好ましい気がします。
図書館の駐車場,夕暮れ時のそのオレンジ色の灯,
ナトリウム灯にレンズをむけてみました(写真上)。
写真下,図書館からの帰り道,ほぼ同時刻の交差点の灯りです。
夕暮れ時の灯にはなにか魅かれものを覚えます。

街灯の色濃く灯る寒夜かな
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冬夕暮れ

2010-01-20 22:21:53 | Weblog
1月11日,
1日中曇天だった空も回復に向かい始めたようで,
夕暮れ近くになり,やっと薄日がさしてきました。
日が落ちると風がなおさらと冷たくなります。
歩みを早め,帰宅をいそぐこととしましょう。

やがて,開発で切り崩された,赤茶色の山肌が目の前にあらわれてきました。
ここまでくると,自宅まであと2kmほどです。
いつもは当たり前の景色として見過ごしていたのですが,
今日は,垂直に切り立ったその景色がなにかおもしろいものに感じます。

その山から日が暮れるように薄暗さが増してきます。
そして,山の上の空がうっすらと紅色に染まり始めました。
薄紅色の背景に山の枯れ木がシルエットとなり,
哀愁となつかしさを感じます。
子供のころを思い出したのでしようか。

追憶のあの日あの時冬茜
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冬ざれの道

2010-01-19 22:11:31 | Weblog


河原に作られた遊歩道,
背丈を超えていた両脇の草はすっかり枯れ,
まさしく冬ざれの景色です。
遠くから母子3人が歩いてきます。

貧しさのなつかしくあり冬の道
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梅一輪

2010-01-18 20:09:15 | Weblog
 まず一輪


17日の日曜日,空気は冷たいもの,東京は冬晴れのとてもよい天気でした。
自然公園を散歩していると枯れ木の中にかすかに紅く感じられる場所があります。
下り降りてみると紅梅が2本,たくさんの蕾がピンク色を見せ,
今にも咲かんばかりに膨れていました。
まだ大寒前ですが,もうまもなく咲きそうに思えます。
よくみると幹に接して,一輪だけ花開いています。

大寒の一輪ひらき梅の花
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檸檬(レモン)

2010-01-17 21:47:26 | Weblog
檸檬なんて漢字で書くと,その酸っぱさ,香りまで
なにか浪漫を感じるレモンです。
過去にOPP,TBZなどのポストハーベスト農薬が問題となったイメージが強く,
また,店頭に並ぶものはほとんどが輸入品であることがあり,
日本で収穫するのは難しい作物なのかなと思っていましたが,
けっこう日本でも実がなるようです。

商業的に栽培もされており,広島県が最多産県なのだそうです。
また,商業的栽培の北限は埼玉,栃木あたりのようですが,
岩手でも実がなったのがブログで紹介されていたこと,
原産地がインド北部ヒマラヤ地方であることから想像すると,
柑橘にしてはかなりの耐寒性があるようです。
また,花は年に3回も咲き,本来は一年中収穫できるようですが,
日本では秋11月ごろが収穫期とされ,レモンは秋の季語になっています。

写真,庭の隅から,道端に顔を出していた庭木のレモンを
これは珍しいと思い,失礼して撮らせてもらいました。
橙でしょうか,他の柑橘も並んで実をつけています(1/11,東京都)。

酸っぱさと浪漫しのばせ檸檬なる
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孟宗竹・真竹

2010-01-16 23:17:09 | Weblog




松竹梅,おめでたい席,祝によく使われ植物たちです。
竹はすくすく伸びるその姿から,
成長を祝うシンボルとして古くから親しまれ,
また日本人の生活に密着して存在する植物です。

日本の竹の中で最も太く,竹の子が獲れる孟宗竹,
この孟宗竹は,すごいことに1ヶ月足らずで直径20cm,高さ14~15mほどに成長し,
中には1日に1m以上伸びることもあるようです。
しかし,その成長も2~3ヶ月で終り,
その後は何年経ってもこれ以上大きくならないとのこと,それもまた不思議です。

写真上は公園の斜面の真竹の林,下は孟宗竹の林
日本で栽培されている竹のほとんどはこの孟宗竹と真竹であり,
真竹は竹細工,竹工芸品の材料として最もよく利用されます。
今はカーボン樹脂などになってしまいましたが,
少し前までは釣り竿は真竹を加工して作られていました。

竹の葉は秋から春まで青々としていますが,
晩春から初夏,黄ばんだように黄色に変化します。
これは古い葉が新しい葉と入れ替わる落葉前の現象,
この時期,この現象を「竹の秋」といいます。
また初秋,葉が一番青々としているころを「竹の春」ともいいます。
麦には「麦の秋」はあって「麦の春」はないようですが,
竹には「竹の秋」も「竹の春」もあるようです。

九十九折越えて山寺竹の秋
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線路は続くよどこまでも

2010-01-15 23:29:06 | Weblog


踏切を渡りながら撮ってみました。
盛んに高架の作業が進められている南武線,稲城長沼駅付近です。
間もなくこの踏切もなくなり,高架下の道に生まれ変ることでしょう。
この直線の線路,じっと見ていると「線路は続くよどこまでも」と本当に思えてきます。

この線路果ては銀河に登るかな
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冬晴れの丘

2010-01-13 20:33:41 | Weblog



調布から稲城を抜け町田に続いている鶴川街道,
稲城市の多くの区間は,道の左右両方とも丘陵に囲まれ,
いまは,バイパスや丘陵にニュウタウンが開発され,横道も整備されましたが,
昔は渋滞すると迂回路のない困った道でありました。
その鶴川街道の左右の丘陵,澄み切った冬空のもと,
正月に見る姿はゆったりといつもより美しく見えました。

正月は空気が澄んでいるのでしょう,
このあたりから,このところ毎朝のように真っ白な富士山がよく見えます。

正月や今朝も近きに富士の山
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凧,いかのぼり

2010-01-12 21:27:55 | Weblog


最高気温がこの冬一番低く,寒さの厳しかった昨日の成人の日,
今年も各地で式典が行われ,多くの新成人が誕生しました。
今年から全員が平成生まれになるそうです。
昭和が終り,平成になったのがついこの間のような気がしますが,
もう20年が過ぎてしまいました。早いものです。
考えてみれば,昭和は20年といえば,終戦の年です。
毎年,それぞれ激動の1年といわれ続け,
いろいろと事件もあった平成ではありますが,
昭和に比べれば,本当に平和な,裕福な年月だったと思います。
そのせいもあるのでしょうか,日本国民に目標,危機感がなくなり,
平和ぼけともいいますか,毎年活気がなくなって行くような気もします。

寒かった昨日ですが,多摩川の河原で数組の親子が凧あげをしていました。
子供のころ,駄菓子屋で買った奴凧に新聞紙の尻尾をつけ,
支え糸でバランスをとり,河原の土手であげていた時代を思い出しました。
すると連凧とでもいうのでしょうか,凧がいくつも繋がっている
変わった凧が風を受けてあがり始めました。
小さな子供の歓声が聞こえます。

ひとつ糸親子で手繰るいかのぼり
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麦の芽生え

2010-01-11 19:30:50 | Weblog
 



大麦でしょうか,小麦でしょうか,
草ひとつない黒土に,麦の新芽が青々と出ていました。
草木が枯れてゆく季節に青々と草のように芽を出す,
考えてみればたいした植物です。

麦の穂が色づく,初夏の収穫期の頃を麦の秋,
あるいは麦秋というようです。
すると,麦の新芽がでる今頃,暮れから正月の頃は
麦の春,麦春と呼んでもいい気がしますが,
麦の春とはいわないようです。

麦を育てる中の重要な作業として,冬の麦踏みがあります。
霜柱で根が持ち上がってしまうので,
踏んでそれを防ぐと小学校の頃に教わった覚えがあります。
それも麦踏の一つの理由ですが,
一番の目的は,踏みいじめることで,
根付のしっかりとした,茎の太く短いがっしりとした麦を作ることにあるようです。
これにより,実付きがよくなり,倒伏が防げ,収穫量が増えます。
早い話が若いうちに麦を鍛え,立派な麦にする作業が麦踏みなのです。
なにか,人間にもいえそうな話です。

麦踏みや足一条に進み行く
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