行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

梅雨明ける

2010-07-20 21:26:03 | Weblog
思ったより早い梅雨明け宣言が出た今年,
今年は誰もが実感のある梅雨明け宣言となりました。
東京でも17日の宣言日から,今日までの4日間,真夏日の暑い日が続いています。
写真はそんな18日の日曜日の昼近く,近所の親水公園にて,
母子連れがザリガニ釣りをしていました。
男の子の格好,真剣な表情を撮ってみました。

この若いお母さん,乳飲み子を一人背負っています。
計4人の子供を日射,水から守り,安全を計りながら,
餌をつけたり,釣れたザリガニを捕まえたりしていました。
子供一人でもたいへんなのに,たいしたものです。

梅雨明けて山の子供の元気かな
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凌霄花(ノウゼンカズラ)

2010-07-19 21:24:08 | Weblog


7月にはいり,凌霄花がよく眼につきます。
伸びた蔓の先に濃いオレンジ色のたくさんの大輪花が
庭から垣根をまたいで道路にまで咲き誇っています。

中国原産の蔓性落葉木,ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の植物です。
漢字では凌霄花と書いて,ノウゼンカズラと読ませるようです。
蔓草であることより花のほうが印象的だからでしょうか。
花期は長く,これから真夏を過ぎ,秋口まで花をつけます。

写真下,少し様子が違うノウゼンカズラがあると思っていましたら,
これ,アメリカノウゼンカズラのようです。
ノウゼンカズラより花がやや小型で花筒が長く,
花色も濃く朱色に近いものが多いようです。

雨濡れる露地の小径や凌霄花

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アップルミント

2010-07-18 22:56:41 | Weblog



5月の中ごろ,造成地の歩道との境目に
シソ科かなと思われるきれいな葉の草が群生して芽を出していました。
その周辺には様々な雑草が生えていますが,
そこ2mだけは一面その草だけです。
それも隙間なしにびっしりと生えそろっています。
とても,雑草とは思えない姿形です。

それから2ヶ月近く経ち,
その草と同じ葉に花が咲いているものを見つけました(写真上7/3)。
その花の姿はハーブのように思えます。
ハーブをキーワードに調べてみたら,
あっさりアップルミントと答が出てきました。
群生していたあの草はアップルミントだったのです。
翌日,遊びに行くついでに,ちょっと車で回り道,そこに寄って見ました。
ありました,たくさんのアップルミントが。
密集し過ぎて成長が遅く,まだ小さな花が少し咲いているだけですが,
その花は紛れもなく昨日みたのと同じアップルミントの花です(写真下7/4)。
アップルミントはシソ科の多年草,
葉,茎がハーブティ,各種料理などに使われるます。

7月3日といえば,夕方7時近く,今年の初蝉を聞きました。
ニイニイゼミだと思います。
まだ仲間も少なく,鳴き声もテンションが低く思えました。
例年だと初蝉は7月の10日過ぎだと思いますが,
今年は蝉も早いようです。
梅雨の明けた今日7月18日は東京も30度を超える暑さ,
ニイニイゼミは盛んに鳴き,早くもアブラゼミの声も聞かれました。

初蝉の寂しく鳴くや夕の闇
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令法(リョウブ)

2010-07-17 22:25:32 | Weblog




南側を道路に面したマンション,一階各戸への入り口付近,
白い花を咲かせている高さ4mほどの樹が植えられていました。
どの樹も同じような樹形に上を向いた房状の花がたくさん咲いています。

小木に白い花,トウネズミモチともノリウツギとも違います。
写真をもとに,家に帰り,調べて見ました。令法(リョウブ)のようです。
リョウブは北海道南部から九州までの山林に多く見られる落葉小高木,
日本ではこのリョウブだけ,1科1属1種のリョウブ科リョウブ属の植物です。
新芽,葉を令法飯などにして食用にされます。
令法という変った名は,昔は飢餓に備え,
この樹を家に植えることを法で定めたところから付けられたといわれています。

まさか,今の時代に飢餓に備えてということはないと思いますが,
近代的なマンションの一階の各戸になにか古さを感じるリョウブが
植えられていることに不思議さを覚えました。
しかし,園芸用に改良された派手な草木だけより,
このような素朴で野趣味,自然味のある樹も一興です。

虻蜂と花を巡りて花令法
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マンネングサ

2010-07-16 22:59:08 | Weblog




5月末ごろから,道端,河原などに,
地を這うように伸びる肉厚の茎,葉に
小さな黄色の花がたくさん咲いているのを見ます。
マンネングサの花です。
1cmほどと小さく,草陰に隠れていたりもしますので,
野では見逃してしまいがちな草の花です。

マンネングサにもいくつかの種類があるとのことです。
どれも高温,乾燥に強く,丈夫であることが特徴であり,
屋上緑化などの環境対策植物として,
あるいは,石垣の被覆などを目的として,園芸用にも使われています。
写真上は蔓を伸して,石垣から垂れ下がり花をつけていました。
ツルマンネングサと思われます。
写真下は葉の形からメキシコマンネングサでしょうか。

温暖化が一因といわれていますが,
ここ数年,この季節になると考えられないほどの局地的な豪雨が
各地で発生し,大きな被害が出ています。
特に山間部では土砂崩れと,
水量のキャパシティの少ない小河川の急激な増水による濁流で,
人命にかかわる被害が毎年発生しています。
昨日は島根で土砂崩れ,岐阜で濁流により何人もの人命が失われ,
今見たニュースによると,今日は広島で大きな被害が発生しているようです。

コンクリートに覆われ,雨水を土が吸収することのできない都会でも,
下水道等の氾濫がこのところ頻繁に発生しています。
また,世界各地でも極端に暑かったり,寒かったりの異常気象が見られるようです。
地球の環境バランスが崩れているのは間違いない事実です。

7月の上旬,東京でも板橋区が1時間に107mlのゲリラ豪雨に見舞われました。
1時間弱で石神井川の水位が5mも上昇していくテレビ映像は
ほんとうに脅威を感じました。

視界零ゲリラ豪雨のすさまじき
地下鉄の地上に出れば大夕立


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ドクダミ,十薬

2010-07-15 22:15:13 | Weblog



5月中ごろから,林や住宅地などの半日陰の場所などに
白い十字型の小さな花がたくさん咲いています。
ドクダミ,別名十薬の花です。
純白に近い花が日陰の暗さ,そして濃緑の葉に映え,さらに白く思えます。
実は,この白い花と思われている部分,花ではなく,総苞片といわれるものです。
花は真ん中に立つ棒状部分,たくさんの小花が密集しています。
どこにでも見られる雑草であり,人によっては嫌に思える匂いもあり,
あまり好まれる花ではないようです。
しかし,お茶にもされ,匂いも考えればハーブともいえます。
また,よく見ればハート型の葉,十字型の花,
両者ともとてもきれいで魅力的です。
個体数が少なければ,もっと大事に扱われる存在です。

十薬の名からも想像されるように,昔から薬草であり,
日本薬局方にも十薬という生薬名で収録されています。
適用としては、便通薬として、あるいは慢性皮膚疾患に利尿・消炎の目的で煎用する。
と記載されています。
写真上,若い個体群,白い花に清らかさを感じます。
写真下,ドクダミの花のアップ,
いずれも6月中旬の写真になります。

十薬や溝のほとりの色清き
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あさがお

2010-07-14 22:27:42 | Weblog



民主党が大敗となった参議院選挙,
これで衆参ねじれ国会となり,
法案の通過など,国会運営に膨大な時間が費やされることになりそうです。
これは税金の大きな無駄遣いであり,
日本の国力の低下につながるように思われて仕方ありません。
日本は今,たくさんの問題,懸案を抱えているはず,
党利,私利にとらわれず,全党一致,協力で,
国民のため,日本のための政治を全力で行って欲しいものです。
政治家は互いの欠点をあげつらい非難するのではなく,
どうしたらよりよい政策になり,それが実行できるのかを論争し,
実現に向けて力を注いで欲しいものです。

7月11日,自分には珍しく午前中に投票に行ってきました。
投票所の小学校の校庭の片隅,
それぞれ幼い字で名前の書かれたプランターに,
様々な色の朝顔がきれいに花を咲かせていました。
多分,一年生全員のものだろうと思います。
この小学校も当初に比べると子供の数がずいぶんと少なくなっています。

子供らのあさがおの咲く投票日
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彩り

2010-07-13 20:40:33 | Weblog



梅雨空のうっとうしい日々です。
そして今年はやけに蒸し暑く,寝苦しい日が続きます。
色彩やかな花の写真で気分だけでも晴れやかになりたいと思います。

梅雨空の下,野菜畑の一画に作られた花畑,
黄色,ピンクの百合,赤,紫のグラジオラスが色鮮やかに輝いていました(写真上)。

写真中,アマリリス,一年中鉢に植えたまま外に置かれたままですが,
毎年この時期に赤い花を見せてくれます。

写真下,ハイビスカス,5月にいただいた鉢ものですが,
7月になって2度目の花が咲き出しました。
いずれも6月末日から7月上旬,梅雨の晴間の写真です。

梅雨晴間汗にじみ出すクールビズ

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立葵

2010-07-12 23:10:28 | Weblog



立葵の花がいつのまにか咲き,すでに終わろうとしています。
「花の命は短くて,苦しきことのみ多かりき」は林芙美子の言ですが,
苦しきことのみ多いかどうかは別にして,
夏の花の寿命は短く,一週間で様子が変わっています。
ハイビスカスがその仲間であるアオイ科の花,
5月初旬の銭葵に始まり,6月になって立葵,
そして7月にはいり木槿が咲き始めています。
8月になれば芙蓉が咲き出すことでしよう。
いずれも雄蘂に特徴のある美しい花をつけます。

ところで,「この紋所が眼に入らぬか,控え,控え」の
きまり文句でおなじみの徳川の紋所の葵,
この立葵をモチーフにしているとずっと思っていました。
そうではなく,ウマノスズクサ科のフタバアオイの葉を
デザインしたものであると昨年知りました。
写真下はそのフタバアオイの葉,
昨年10月,そのことを知った後,京都の祇王寺で見つけ,
おおこれかと思い,撮ってみました。

音もなき暑き一日紅葵

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捩花(ネジバナ)

2010-07-11 15:57:51 | Weblog


我が家の雑草の園,
小さな芝生の庭に捩花がその可愛らしい花を咲かせていました(写真下6/27)。
芝を貼ってから20年立ちますが,捩花が出たのは初めてです。
どこから種が飛んで来たのでしょうか,鳥か虫が運んできたのでしょうか。
薄いピンクと濃いピンク,異なる二色が並んで咲いていました。

同日,近くの空地にやはり二本並んでいる捩花を見つけました。
仲良く並び,花色も同じ濃いピンク色です。
しかし,ねじれ方が右廻りと左廻り,逆にねじれています(写真上)。

花茎の周りを捩れながら螺旋状に巻いて花をつけるこの草は,
実はラン科の植物,紛れもなくランの一種なのです。
そう思って拡大したものを眺めてみますと,その小さな5弁の花は
けっこう美しく思えます。

日本全国の日当たりのよい低地に当たり前のように見られ,
ネジリソウ,ネジレバナ,ネジリバナ,モジズリと
全国各地でそれぞれの名で呼ばれているようです。
濃淡のピンク,左巻き,右巻きと少し外見の違うものが,
どういうわけか同じような頻度で発生するようです。

捩花の花のねじれて真直なる
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