行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ルリビタキ雄

2022-01-21 20:00:25 | 
毎年、薬師池公園で見ているルリビタキの成鳥、
今年は例年と少し離れた場所に現れました(1/10)。


日当たりの悪い北斜面、
苔むし、腐食した倒木にルリビタキ雄の成鳥がいました。
少し距離がありますが、青色のルリビタキは今年初見です。


しばらくすると近づいて来て、
雰囲気のあるルリビタキに似合う切り株にとまってくれました。


青色が美しいルリビタキ雄。
頭部から上面にかけての羽毛がこのように青色になるまで
生まれてから2年ほどかかるそうです。
この個体、青色がまだ色濃くないので、多分2年目の雄です。


少し離れた場所にルリビタキの若い雄、
多分、4,5日前に来た時に見たのと同じ個体です。
こちらは当歳と想われる若い雄です。


ルリビタキの雌と幼鳥は上面の羽毛が緑褐色、
雄は少しずつ羽毛に青色が出てきます。


この若い雄、ときどき遊歩道に現れ、
鳥撮りのカメラマンにポーズをとってくれます。
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1月17日の空

2022-01-20 20:00:54 | 風景
新型コロナ、オミクロン株の感染が驚くべき勢いで広がり、
心身ともに寒い毎日が続く1月です。
1月17日、冬らしからぬきれいな雲が出ていたのでちょっと外に出て見ました。


家をでてすぐ、
南方の空と学校の時計台と冬のケヤキを。


巻雲でしょうか、巻積雲でしょうか、
いずれにしても高いところに現れる上層雲です。


秋の空のようにきれいな雲でした。


薄雲(巻層雲)を被って太陽も出ていました。
露出アンダーにして、レンズを向けて見ると、
太陽の周囲に虹色の輪が見えます。
これがハロ、日暈でしょうか。


西方の空、巻層雲でしょうか。


ついでに高台に上がって北の空を。
この雲は積乱雲のように見えます。
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オシドリ2022年

2022-01-19 20:00:54 | 
昨年の11月、薬師池に一羽だけで現れたはぐれオシドリ♂、
2022年になってもまだ池に滞在していました(1/13)。


珍しく、板製の浮島に上がり、くつろいでいました。


池の真ん中にかかる眼鏡橋からちょうどよい距離、
お休み中のところですが、失礼してレンズを向けて見ました。


嘴で盛んに羽繕いをしていましたが、
やがて、「かゆいかゆい」とばかりに片脚を上げてお腹を掻き出しました。


しばらく他の場所に移動して戻ってくると、
岸辺の樫の樹の近くを優雅に泳いでいました。


この日は小寒の晴れ日、
常緑の木々が水に映り込む中、
オシドリがきれいな水輪を作っていました。


岸辺で休むオシドリに近づいて、頭部を大写し、
人馴れしているのか逃げません。
ノートリです。
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エナガ近写

2022-01-18 20:00:09 | 
12月下旬の散歩道にて。
桜の木に数羽でやってきたエナガ、
カメラを構えたすぐ近くにも来てくれました。


エナガが眼の前の桜の枝に。
できるだけ動かず、いそいでシャッターをきりました。


愛らしい姿、このポーズが可愛らしく、人気のあるエナガです。


青空を背景に得意のポーズ。


体長は13~14cmありますが、
そのうち半分は尾の長さであり、
この尾を 除いて考えると、日本の小鳥としては最も小さいといわれるエナガです。


桜の隣にあった白い枝の樹に移動して、上昇志向ポーズ。


長い尾を柄杓の柄にたとえて柄長(エナガ)の名があります。
体色は白色と黒色が目立ちますが、淡い葡萄色があるのが特徴です。
眉斑は太い黒色で、眉斑はそのまま背中まで太く黒い模様になって続きます。
肩のあたり(背の両側)と尾の下(下尾筒)が淡い葡萄色。
額から頭上および顔と体下面は白く、翼・尾は黒色です。
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食前食後のカワセミ

2022-01-17 20:00:18 | 
谷戸の親水公園のカワセミ嬢、
何枚か撮った中から、餌を捕る前後の姿を集めて見ました。


小さな池の水辺の灌木の枝から、
じっと獲物をねらっています。


一瞬、目の色が変わりました。
なにかを見つけたようです。
この後、飛び込んだのですが、
いつものことながらシャッターが間に合いません。


水から上がり、石の上にとまったカワセミ、
小さな川海老らしきものをくわえていました。
小魚もいますが、ここではこんなものが餌になるようです。


石垣からじっと小さな流れを見つめています。


流れの上にかかった枝から餌を見つけていました


水面に飛び込んだ後、離れた石の上にとまったカワセミ嬢、
近づいて見ると、お腹や喉を動かし、
内蔵が見えるほど、口を大きく開けました。


この口を大きく開けているのはペレットと言われ、
魚の骨や甲殻類の殻など、消化できないものを吐き出そうとしているそうです。
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ウグイスとメジロ

2022-01-16 20:00:53 | 
ウグイスとメジロ、
よく間違われる両者です。
抹茶のようなくすんだ黄緑色を鶯(うくいす)色と言いますが、
実はこの色に近いのはメジロ、ウグイスは淡茶褐色と地味な色をしています。


「声はすれども姿を見せず」
藪の中を鳴きながら動き回り、
なかなかその姿を完全に撮ることのできなかったウグイスですが
わずかの間、藪脇の地面に現れました。


春告鳥の名があり、
早春から初夏の「ホーホケキョ」の美しい囀りは、
日本では知らぬ人のいないと思われるほど親しまれているウグイス、
日本三鳴鳥の1つにも数えられています。
しかし、その体色はなぜか鶯色ではなく、茶褐色と地味、
尾部付近に見られる青灰色の羽毛にわずかに色味が感じられます。


全国の平地から山地の林やその周辺にある藪で繁殖し、
秋冬には山地のものは平地へ下ってきます。
秋から冬も藪の中を「チャッ チャッ」という地鳴きの声をあげながら移動します。
数はそんなに少なくはない小鳥ですが、
いつも藪の中にかくれていて姿を写すことの少なく、
名は知れど見たことのないという人も多いウグイスなのです。


ウグイスが隠れ移動していた藪の中にメジロ(目白)が逃げ込み、
きょろきょろと周囲を見回していました。


林間をちよろちょろと動き回っていたメジロ。
「鶯谷」と「目白」、両方とも山手線にある駅名、
日本人にとってなじみ深い両鳥であることが分かります。


春早く花をつける梅と春早く「ホーホケキョ」と美しく囀るウグイス、
両方とも春の訪れを待つ日本人にはなくてはならない早春の風物です。
この両者を一緒に描いた「梅に鶯」の図、よく見る取り合わせです。
しかし、ここでウグイスとして描かれているのがメジロであることがよくあります。
メジロはウグイスより若干小型ですが、
同じような小鳥で、体色は鶯色と思える黄緑色、
しばしばウグイスと誤認されている理由です。
ただし、描く方は間違えているだけではなく、
梅に映えるメジロの方をあえて選んで描いているようです。


メジロは花の蜜などを好み、花や果実によく訪れますが、
ウグイスは昆虫が主食、ウグイスが梅の花を訪れることは極めて少ないと言えます。
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畑の中のジョビオ(ジョウビタキ♂)

2022-01-15 20:00:22 | 
昨日に続いて、ジョウビタキ。
近所の散歩で、たまたま同じ日に3羽のジョウビタキ雄と出会いました(12/29)。


12月下旬、
今年は冬鳥の訪れが少ないと嘆きながら歩いていると、
里の畑にジョウビタキ♂の姿を発見、
昨日のジョビコさんに倣って、ジョビオ君と名付けて見ました。
秋10月下旬に日本に渡って来る冬鳥のジョウビタキ、
昨日掲載の雌とは色あいが大きく異なり、同じ種とは思えない雄です。


ジョビオ君、
畑の中に残っていた緑色の小さな支柱にとまりました。
斜め後ろから、
自慢の頭部の白髪がまだ完全に白くなりきっていなく、
黒色が混じって胡麻塩頭です。


円を描いた支柱にもとまりました。
この横からの角度が小鳥を撮る定番、
一番可愛らしく見えます。


しばらく歩くと桜の枝にまたもやジョウビタキ♂の姿を。
先ほどとは異なる個体です。
ジョビタ君と名付けることにしました。


ジョビタ君、
ときどき姿勢を変えて視線を変えるだけ
前向きにとまり、ほぼ同じ場所から動きません。
少し体を捻りポーズをつくってくれました。


もう逃げられてもいいので、
さらに近づいて斜め横から一枚。


里のヌルデの枝に3羽目のジョウビタキ♂、
こんどはジョビ吉君と命名。
この日はなぜかジョウビタキ♂によく出会います。
こんな日もあるようです。
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森のジョビコさん(ジョウビタキ♀)

2022-01-14 20:00:41 | 
公園の林間にジョウビタキの雌、
もともと人への警戒心がそう強くなく、遠くに逃げないのですが、
柵に囲まれた林間、人が入ってこないのを知っているようで、
柵際の樹から樹へと飛び渡り、いろいろな姿を見せてくれました。


ジョウビタキ。
ヒタキ科、スズメより少し小型の日本では冬鳥、
全国に見られる渡り鳥です。


背景もよく、
人でいえばポートレートのように可愛らしく撮れました。


ジョウビタキのメスは頭が淡褐色、
黒色のオスとは種類が違う鳥のようです。


背部の羽も頭部と同じような淡褐色、
全体的にルリビタキのメスに似ますが、
尾部にオレンジ色が入り、淡青色が入るルリビタキとは簡単に見分けがつきます。


翼の中ほどに白くて細長い斑点、
この斑点オスにもあり、雌雄共通、ジョウビタキの特徴です。


アジサイの冬芽にとまったので一枚。


警戒心も強くなく、
周囲に邪魔物の少ない場所にとまってくれるので撮りやすく、
比較的数も多くその上可愛らしい、冬の小鳥撮りの定番です。
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雌雄のモズと見分け方

2022-01-13 20:00:24 | 
冬の散歩道に写した雌雄のモズを掲載。


小河川川辺の枯れ草茎にモズを見つけました。
褐色の過眼帯、背中の羽毛の色などから雌モズです。


雌モズ、さらなる繁みの中に移動しました。
河川横の道から、ちょうど覗ける位置、
ほぼ真上に近づいていますが、人に気が付く様子がありません。


やがて、羽をバタバタと毛繕いをはじめました。


飛びあがり、
どこかに消えたと思ったら電線の上にモズの姿。
多分、先ほどの個体です。


その電線のモズ、
なにかを見つけたようで急降下、
どうにかその姿をとらえられました。


憂いのあるぱっちりとした眼の個体、
過眼帯が真っ黒には写っていませんが、
羽色が濃く、こちらは若い雄モズのようです。


モズの雌雄の見分け方、
よく言われるのが過眼帯の濃淡で濃いのが雄で薄いのが雌です。
また雌は腹部に鱗模様が出ます。
それと雄には体の横の羽に白い斑点があり、雌にはありません。
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ヒヨドリとイイギリとセンダンの実

2022-01-12 20:00:21 | 鳥と植物
葉がすっかり落ちた後まで残っていたイイギリの赤い実とセンダンの黄色の果実、
12月も終わりになり、ヒヨドリがその実を啄にやってきていました。


ヤナギ科イイギリ。
雌雄異株の落葉高木、
雌株には紅い実がたくさんつき、葉がすっかり落ちた冬まで残ります。


房状に垂れ下がり残るたくさんの赤い実、
花は地味で目立ちませんが、
葉が落ちた後、枝いっぱいに残るその赤い実は花のようで美しく映ります。


12月も下旬になり、その赤い実をヒヨドリが食べに集まっていました(12/22)。
このイイギリの樹、年末に見たときすっかり実がなくなっていました。
10日ほどの間に食べ尽くされたようです。


センダン科センダン。
この樹も独特の2~3回羽状複葉である葉が落ちた後、
冬まで黄色の実が残ります。


センダンの実、
冬になりしわしわに萎びると、有毒なサポニンが少なくなるのか、
やはりヒヨドリが啄みにやってきてました(12/28)。


イイギリの実ほどおいしくはないようで、
ヒヨドリも非常食、年が明けてもセンダンの樹には実がたくさん残っていました。
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