はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

歌うこと

2017年10月13日 | 習いごと
2017/10/13

今日は雨で、急に冷え込んできましたね。

「歌って身につく腹式呼吸講座」に行ってきました。
講師は、声楽家、作曲家、清泉女学院短大教授の山崎浩先生。

「喘息、COPDなどの呼吸器疾患に有用な呼吸法を学ぶ」ということで、
主催は区の公害保健グループ。

私の望むものかな、違うかな~と思って、とにかく参加したのですが、
先生は医科歯科大の精神科ディケア音楽療法講師もしていらっしゃるそうで、
学ぶことが多く、ほんとうに参加してよかった講座でした。

歌うことは会話や普段の呼吸より、息を長く吐き出します。
肺が空っぽに近くなり、息継ぎで吸う息はふっと自然な形で肺に入り、理想的な腹式呼吸だそうです。

歌うことは「座ってできる唯一の有酸素運動」だそうです。
かなり腹筋を使いますものね。

老人施設で歌を歌わせることは、時間つぶし、ではなくて、
深呼吸で呼吸器を強くすること、口のまわりの筋肉を使うことで唾液の分泌をよくし、
誤嚥を防ぐ効果もあるそうです。

また、歌うことは心をリラックスさせたり、高揚させたり。
「ああ、こういうことがあった。懐かしい」など、記憶にも効果をもたらします。

深い呼吸はリラックスしていないとできないのだそうです。
これ、ホント、思い当たりますね。

とにかく、先生のピアノ伴奏でたくさん歌も歌いました。

私、音楽療法のピアノ伴奏を習っているのですが、
私が習っている先生とまた異なった奏法で、
それはそれでこれもきっとある,と感じたのです。
先生によって奏法の考え方が違うし、弾く場所によっても違うと思うのです。

とにかく、できるだけ長く一息で歌うことをやっていくうちに、深い呼吸ができるようになってきました。
私も仕事柄、人前で歌うことは多いのですが、自慢できるようなものではなく、呼吸も浅いのです。
少しでもましなものにしないと・・・。

近くに座った年配の男性が、気持ちよさそうにだんだんと大きな声で歌っているのがほほえましい。
音程や歌の注意は一切ないので、みんな臆せず歌っているのがいいのです。

私も気持ちよく歌って、あっという間の1時間半でした。



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