2020/05/14
今朝、BSプレミアム『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』で「パク・クネ弾劾の舞台裏 〜その時 韓国は沸騰した〜」をやっていて、先日もこの番組を見たのに、また座り込んで見てしまいました。
最近の日本の状態を彷彿とさせる部分があって興味深かったのです。NHKは意図して番組を出してきたのかなと感じてしまったくらいです。
〈韓国史上初の女性大統領パク・クネに重大な不正疑惑が起きた時、韓国中の怒りが沸騰した。デモ参加者は空前の規模となる、のべ1600万人!あのスキャンダルはいかにして暴かれたのか?〉
パク・クネは古くからの友人である一般人チェ・スンシルに国家機密情報を流し、演説の草稿に手を入れてもらったり、チェ・スンシルの財団が多額の金を受け取れるようにしていた。チェ・スンシルは大統領の側近を自分の部下のように使っていた。
国のトップがお友だちの利益のために公金を使う、というのはどこかの国と似てるわね。
パク・クネを罷免すべしというデモは計20回も行われ、1回のデモで100万人以上という規模、全部で1600万人もの人が参加したという。
デモの参加者は、今までデモに参加したことのない人たちが多かった。
国民の怒りは韓国全土に広まって、国民が政治を変えたのですよ。
韓国では、関係のないツィッターにも「#ところでチェ・スンシルは」というハッシュタグをつけるのが大流行していたとのこと。
https://www.nhk.jp/p/anotherstories/ts/VWRZ1WWNYP/episode/te/EY9K914YL9/
私は2017年4月末、ソウルに旅行に行っていて、公園の立て看板や集会を目にしたのです。
ホテルが市庁舎の近くにあり、公園から歌が流れ、演説が聞こえました。ハングルの意味は分からなかったけれど、パク・クネの写真がありました。
韓国ではセウォル号のことがあってから、政府の説明責任に不信感を持つ人が増えていきました。その頃の日本では立て看板やデモを見たことがなかったので、韓国は国民の政治的関心が高いなと思ったのです。
日本では、桜を見る会、コロナ対策から不信感が増していって、今まで政治に声を上げなかった人たちが声を上げるようになって来ていますよね。