2024/12/23
昨日は調布グリーンホールで行なわれた
ぱんだウィンドオーケストラの
クリスマスコンサートに
行ってきました。
今回の席は2階の後方、やや右より。
ステージからは遠いのですが
全体がよく見渡せる席でした。
それでどの楽器が鳴っているか
ひと目でわかるので
こういう席もいいなと思いました。
ぱんだウィンドオーケストラは
2011年に東京藝術大学の一年生有志で
創立した吹奏楽オーケストラだそうです。
活動初期からサクソフォン奏者の
上野耕平さんがコンサートマスターを
務めていらっしゃいます。
この日の司会も上野さんがなさってました。
毎週FMラジオでしゃべっているせいか
話し上手ですね。
【プログラム】
前久保諒: PANDASTIC!!
ロジャース: サウンド・オブ・ミュージック
ラッセル: シンフォニック・ソングス
ストラヴィンスキー: エボニー協奏曲
【ソリスト:春田傑】
休憩
ガーシュウィン: ラプソディ・イン・ブルー
【ソリスト:角野隼斗】
バーンスタイン: シンフォニック・ダンス
バーンスタイン: シンフォニック・ダンス
そう、角野さんの
「ラプソディ・イン・ブルー」
が聴けるのですよ!
冒頭の「PANDASTIC!!」は
このオーケストラのテーマソング
というような軽快な曲。
ブラスの響きって
明るくて華やかですね。
いかにも「これから始まる」
といったワクワクするような曲です。
「サウンドオブミュージック」は
もう耳に懐かしい名曲ばかり。
「エボニー協奏曲」では
ソリストの春田傑さんが登場。
春田さんは今年の日本音楽コンクール
クラリネット部門の優勝者です。
上野耕平さんの後輩だそうです。
「シンフォニック・ソングス」や
ストラヴィンスキーの
「エボニー協奏曲」は
変則的なリズムが多い曲。
打楽器も多彩で
音を注意して聴いていましたが
(いつ鳴るのかしら?)とか
(タイミングよく鳴らすのは難しいだろうな)
と、耳がダンボでしたね。
休憩後は
角野隼斗さんの「ラプソディ・イン・ブルー」
ピアノの隣りにドラムスが
セッティングされて
ドラマーの石若駿さんともコラボ。
プログラムにも書いてなかったので
サプライズゲストだったんでしょうか。
この曲は私もコンサートで
何回か聴かせてもらっていますが
カデンツァの部分は
同じ演奏がひとつとしてありません。
変化に富んでいます。
ピアノとドラムの掛け合いも
全身からリズムがほとばしるようで
ノリノリで素敵でした。
Xに演奏会の一部でもあげていただくと
うれしいものです。
バーンスタインの
「シンフォニック・ダンス」は
『ウェスト・サイド・ストーリー』
の中のダンスナンバー。
耳になじんだ曲が多くて
映画が思い浮かびます。
このコンサートのテーマは
「ニューヨーク」だと言われて
なるほどです。
アンコールは
クリスマスソングのメドレー。
そういえば
こういう大編成のブラスの
クリスマスソングって聴いたこと
なかったなあと思ったら
豪華さに感激してしまいました。
今年もたくさんコンサートに行きましたが
このコンサートで聴き納め。
ブラスの音の明るさと若さに
寒風も吹き飛ばすエネルギーを
いただいて帰ってきました。