顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

久しぶりの大雪?

2018年01月23日 | 日記

昨日22日の午後から降り出した雪、今朝は快晴、眩しい銀世界が広がりました。ここは太平洋から直線距離で5キロくらいなので結構暖かく、久しぶりのまとまった雪となりました。

庭の雪を測ったら、23.5センチありました。毎日雪と格闘しておられる方々には申し訳ないようですが、普段慣れていない分、この量でも大騒ぎになります。しかし雪かきをしている方は笑顔ばかり、登校時間繰り下げの子どもたちもはしゃぎ声です。

珍しく我が家の屋根にも小さな氷柱が垂れています。気温が低かったせいでしょうか、雪も珍しくサラサラした雪質でした。

素人剪定の柘榴の冠雪が、面白い形になっています。

車は常にノーマルタイヤ、雪が降ったら乗らないことにしてあり、少し遠くまで長靴で歩いてきました。雪の重みで撓った竹が道路を覆っています。

石仏と石の祠が雪に埋もれています。石仏の後面には寛政の年号が読み取れます。

やがて太陽が高く上がり、梢の雪は音をたてて落ちていきます。田んぼには薄っすらと靄がかかり始めました。

道路の雪は日中には溶けて、数日中には視界の中の白いものは完全になくなってしまうのが毎度の地方の大雪騒動でした。


おのづからよき声の出て深雪晴  能村登四郎
陽が射して雪の別れを甘やかす  岩崎法水