さてさて、春の花探訪のとどのつまりは外出控えてちいさな庭をひと廻り、これこそ完全に3密避けての自粛です。

アジュガは山野草のジュウニヒトエ(十二単)の園芸種で、セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)ともよばれます。

リキュウバイ(利休梅)は中国原産の落葉低木、茶花として使われるので利休の名が付いたといわれます。

ニホンサクラソウ(日本桜草)のタネがこぼれて、庭のあちこちに小さな花を咲かせています。


ヤマブキ(山吹)とシロヤマブキ、よく似ていますが、バラ科ヤマブキ属とバラ科シロヤマブキ属でどちらも一族一種の別属の植物です。
大きな違いは、花弁の数でしょうか、またシロヤマブキは存在感のある真っ黒なタネが実ります。

半日蔭の環境が気に入ってもらえたのかイカリソウ(碇草)がどんどん増えています。

増えすぎて困るのはシャガ(射干/著莪)も同じ、木陰などのやや湿ったところが好きで勢力を伸ばしています。

スノーフレーク(snowflake)」は「雪片」という意味だそうです。別名の鈴蘭水仙は花がスズランに、葉がスイセンに似ていることに由来します。

毎年2,3株のニリンソウ(二輪草)が増えも減りもせずに顔を出してくれます。

ライラックはフランス名のリラの花でも知られています。香水の原料になるほどの芳香が人気の庭園樹です。


ヒトリシズカ(一人静)はすでに花は終わり、今フタリシズカ(二人静)の芽が一斉に出てきました。

ハナダイコン(花大根)はムラサキハナナ(紫花菜)ともよばれて、大根の花に似ているので名前が付きましたが大根とは違う属です。白花も咲いています。

ハナスオウ(花蘇芳)はマメ科の落葉低木で、ハート型の葉も可愛く樹形も箒立ちで広がらないために庭木に人気があります。