午前中予定があり出られなかったが、天気を見て近くの長池公園を回ってきた。何もないだろうと思っていたが思わぬ収穫も:
公園にある里山へ足を伸ばすと学習用の田圃に案山子がある(上の写真)。 新潟の聖籠町網代浜で見かけた案山子(左の写真)と比べると なんとシンプルな事、同じ手作りでもプロとアマの違いか。 田植えした子供達の親が適当に持ち寄ったものを十字に組んだものに 取り付けるだけだからなぁ、仕方ないさ。 此処は子供達の学習用の田圃で田植えしたのが遅いのか、やっと花が咲いた所 例年は、古代米を植えているので穂が黒っぽいのだが、今年は普通の稲を 植えた様だ。 |
里山には低地には珍しいものが例年でている:
沢桔梗(サワギキョウ)だ。 以前は公園にある沢に自生したいたのだが、今は里山に移植したものだけが毎年出てくれる。
こんな平地に生えるのは本当に珍しいそうだが、自生したものは残念ながら他の草や環境が変わったのか、もう出ていない。難しいね、自然の維持は。
演歌のタイトルに使われてるが ”吾亦紅(ワレモコウ)” 。 この里山や公園内の沢にも良く見ると出ている。ちなみにこの方は此処でしか見た事がない
これは山杜鵑草(ヤマホトトギス)だが、カメラを構えると突然、丸花蜂(マルハナバチ)がやってきてしがみついた所。
此処に来たのは、伶人草(レイジンソウ)があるので、出ているか?確かめに来たが…葉も出ていないので無くなったかもしれないね(残念)
公園の外回りにある道路を歩いていると公園の法面に”紙を張り付けた様なものが…ジーッと”。 揚羽(アゲハ)だね
公園の出口に向かう法面は昔からの環境がそのまま生かされている。 この辺はススキが多く、公園を離れても彼方此方で見かけられる。 その足元に、毎年出る ” 南蛮煙管(ナンバンギセル)” だ。 ナンバンギセルは、ススキに寄生する種の様だ。 以前、不心得者が居て私が近づくと手元を隠していたが、庭用のショベルを 持って居て、これを採ろうとしていた。 注意はしなかったが ”それだけ持って行って植えても育つ訳がない!”と 内心、笑った事がある。 |
最後が悲しいお話:
高い塀越しに撮った ”釣鐘人参(ツリガネニンジン)”。 どうもこのエリアに新しい消防署が出来る様で大きな機械で山の木を切って更地にしている
丁度、この当たりはツリガネニンジンが結構纏まって出ていた所、周りもきれいに草が刈られ「あぁ 無くなったな!!」と思ったら少し残ってた。
高い鉄線の塀越しに7-8m先を撮ったものでクリアではないが…これで、来年はもう出ないかも知れないなぁ(泣)