今日もしつこく箱根ネタです。箱根と言えば思い浮かぶひとつに「箱根の関所」があります。皆さん関所の歴史をご存知ですか?箱根関所・箱根関所資料館の資料によると、西暦646年の大化改新の詔に鈴鹿・不破・愛発に「関塞(せきそこ)」を置くことに始まったのが最初とされているそうです。「関塞」は閉ざす、防ぐという意味があって防御の拠点と言う解釈になります。その後、鎌倉時代には関所で「関銭」というお金を払わなければ通ることができない所となり集めたお金でお寺や神社を建設するといった施設となりました。江戸時代には幕府は豊臣の残党等から江戸を守るために全国に関所を設置しましたが平和な時代が続き関所の役割も治安維持のための警察的機能へと移り変わっていったそうです。箱根の関所は江戸時代に最も重要な東海道を監視するために設けられました。そんな江戸時代の箱根の関所を再現しているのが、今の箱根の関所です。私も初めて訪れましたが関所の外観、内部共に江戸時代をかなり忠実に再現している様です。取り調べの面番所や上番休息所、台所土間、遠見番所等は人形も配置しています。更に湯殿や雪隠まであり、これで入園料の500円は納得の料金と思われます。これから箱根は紅葉の季節に入ります。写真撮影にも観光旅行にも最適な場所と思いますので是非お訪ね下さい。