裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

行きつけ

2006年07月21日 | ひとりごと・日記
30代半ばを過ぎ、最近、妙に「行きつけ」に憧れる。

行きつけの寿司屋 行きつけのBAR 行きつけのラーメン屋
行きつけのそば屋 行きつけの牛丼屋 行きつけの焼肉屋・・・

(・・・あ、しまった 食いもん屋ばっかだ)

行きつけの服屋 行きつけの床屋 行きつけの本屋・・・

(今更 綺麗に言い直しても遅いっつーの)(笑)


行きつけのTSUTAYA 、行きつけのブックオフ、
行きつけのユニクロ、行きつけのジャスコ、行きつけのすき家、
行きつけのさんきらく(ド・ローカルでわかんねっつー)
(しかも、ジャスコは、さすがにあんまし行かないけど)・・・・

・・・僕がご贔屓にしているお店はとにかく
安くて丈夫で早くてお得な、THE 庶民派なとこが多いのだが、
どうもこの類は、「行きつけ」と呼ぶには、かなりおこがましい。

行きつけと呼ぶからには、やっぱ
「ヨ!大将! 元気? いつものね~!」

って威勢の良い挨拶をしながら暖簾をくぐり、
気の置けない、隠れ家的なお店を「行きつけ」と呼びたいのだが、
なかなかそういう店に出会わない。

基本的に恥ずかしがり屋さんなので、
店の人とはあんまし話をできないタイプ。
服屋とかで後ろに張り付かれた時は、すっげーウザい。

「デザイン云々より、まずサイズの札から確認しとんじゃー!
・・・それが何か?」
と実に自虐的な買い物がそうさせてしまう一因なのかもしれない。


ま、今一番 憧れる「行きつけ」は、やっぱ寿司屋かな?
キンキンの冷酒をキュッとやっつけながら、一貫食ってはキュッ、
一貫食ってはキュっと・・いいな~♪

恥ずかしながらこの歳になって、廻った寿司屋くらいしか
まともに入ったことがないかもしれない。

・・・カ、カ、カウンターで時価のにぎり?!
・・・大将のおまかせ?・・・
・・じぇんじぇん、ありえない。そんな勇気ない。
夢のまた夢なのだが、飯屋ごときで、そんなドキドキは要らない。

金色に輝く回転寿司の絵皿を取る時でさえ、
手に汗を握っているのに・・・(それはさすがにない~・・・(;^_^ A)

今こそ僕は、「行きつけの寿司屋のカウンター」が欲しいのだ!!

安心して腹いっぱい食えるけど、廻らない寿司屋。

これがなかなか・・・難しいんだよね。

つーか、寿司は腹いっぱい食うもんじゃないのか?
基本から間違っているような、いないような。

36歳ってのは、そろそろ
「いつものやつね~」って言ってみたいお年頃なのだよ。

「いつものやつね~」って、家でつぶやいたとこで、
ぜいぜい出てくるのは、発泡酒より低価格な
「その他の雑酒」あたりが出てくるのが精一杯なのである。

・・・いと悲し。

ダーティーハリー

2006年07月21日 | ひとりごと・日記
「悪いことをしたら謝りなさい」

子供の頃、親にそう教えられたような気がする。

果たして謝れば・・許されるのか?・・・そんなことは決してない。
ましてや、人命が奪われている場合はありえない。

だけど、
なんだかんだ言っても、良くも悪くも世の中はテレビ時代だ。

短いワンシーンだけを切り取られて、
何度も何度も使い回される映像の世界では、
やはりパフォーマンスであっても「謝る」って姿勢を
見せることは必要だと思う。

ただ、それで許される・許されないというのは、
また別の問題なんだろうけど、
少しでも下手な言い訳なんぞしたりしたら、
絶対にそこだけ使われて「開き直りだ!」と断罪される。

TVの力は、その後の長~い裁判での評決なんかより、
迅速に悪と正義を決めつけてしまう。
ある意味、「一億総・ダーティーハリー状態」だ。
「俺の44マグナムが火を吹くぜ!!」みたいなさ。

おそろしく 怖い世界だよな~。

裁かれて然りの人もいるかもしれないが、
冤罪の可能性もまったくない訳ではない。

何事も、見た目が重要。
生まれつきの悪人顔は一生、悪人にされちまう。

「皆様には、ご心配をおかけして申し訳ありません。」

・・・はぁ~?・・・ちょい待てや~!

「お前のことなんか、まったく心配してねーよ!」

・・・誰に対しての謝罪なのか?

一番大切な部分が欠落した謝罪は、
更に不快感を強めるだけで逆効果。

最近、そんな謝罪会見多くない?

結局、売上げとか利益とか、
目先の目に見える結果だけを優先するあまり、
安全性や、メンテナンスなんてものは悪玉の何者でもなく
不要なコストとしか考えられなくなってしまう構造があるのだろう。

なんて思っていたら、シンドラー。

「会社とは継続なり」なんて言いますが、
これはあくまで、ずっとこの地に根づいて商売を
していこうという発想であって、
島国ニッポン・土着的な経営に基づくものではないかと思う。

シンドラーのエレベーターのように、
自由競争・公正競争を盾に、外圧・政治的な力を利用し、
価格破壊をしまくって、急激に公共事業に食い込んだ輩は、
売ってしまえば後は、メンテもアフター関係なしで、
事故多発・・いよいよダメなら完全にこの国から撤退して、
他の国で商売すればいいのだ。

だから、謝る必要もないし、媚びる必要もない。

確かに自由競争・・・選択肢は増える。

尚更、消費者側の「選択」にこそ、
責任が伴う時代になってきたとも言える。

これだけ事故や事件が出てきて、企業も自己防衛に
躍起になればなるほど、いよいよ、
次は「使う側」の「自己責任」に全て転化されるでしょう。

安けりゃ、安いなりに なんかを省いているのです。
でも高いけど安全なものを買えない人は切り捨て?

だろうな~。