裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

プチボケ

2006年07月28日 | つまネタ
一昨日、娘から妻に関しての衝撃報告を頂いた。

子供らの夏休みが始まったので、
妻の出勤時、娘を実家に預けに行ってから仕事に行くのだが、
その日は更に、ゴミを出す日だったのだそうだ。

(いつものことだが)時間ギリギリで焦っていたらしい。

慌ててゴミステーション前に車を止めて、運転席から降り、
ゴミを捨てて、また車に戻ってきて「バタン」とドアを閉めた。

「え?お母さん!何?」

後部座席に乗ってた娘の隣に乗り込んで座った母。

そして誰も居なくなった運転席

運転 誰が一体 すんねん!

ドアまで閉めて、娘に突っ込まれるまで、
全然、気がつかないトコが、非常にボケ指数高い。

「一度に、二つ以上のことをすると パニくる母」

♪運転手さん そのバスに 僕も乗っけてくれないか~ 
行き先なら~ どこでもいい~♪

もうすぐ、青空の広がる 夏ですな~。

プチちゃり

2006年07月28日 | ひとりごと・日記

会社から自転車を頂いた。

「ゴルフ大会の景品で自転車貰ったんだけどいる?」

「うん、欲しい、欲しい。」

二つ返事で貰い受けることに。

落ちてるモノでも拾って食うくらいだから、
貰えるもんならなんでも貰っとくタイプ。

モノは小さい折りたたみ自転車タイプ。
ちょいお洒落で、車にも積めるので思ってたより、
素敵な自転車でホクホク顔。

さっそく、乗ってみた・・・・

おいらが自転車に乗ってる姿・・・何かに似てる。

「自転車に乗ってる曲芸の熊じゃん!!」

子供ら 大爆笑!!
これでご近所の人気者間違いない!!

自称:「リアルくまのプーさん」としては、
願ったり叶ったりでなのである。

プチ哲学

2006年07月28日 | ひとりごと・日記

先週、「読んだ」というか「見た」本が面白かった。

「だんご3兄弟」「バザールでござーる」などで
有名な佐藤雅彦さん著の「プチ哲学」という本だ。
(ユニークな人だと思ってたら、意外や東大教育学部卒なんだね~)
定価1200円(ブックオフ価格・・・100円(^_^;))

読むというより、見たと言い直したのは、
いきなし「哲学」なんていうと難しいようだが、
この本は、漫画と解説文で全31章のまるで絵本みたいな本で、
すんごく可愛い。

もともと、哲学(philosophy)とは
智(sophia)を愛する(philo)からきてるそうです。
「思ったり、考えたりすることは面白いよ」ってことを、
伝えたい本で、雑誌のオリーブで連載していたものをまとめたもの。

中身については是非、読んでもらいたいので割愛したいのですが、
一番、僕の中で合点がいった項をひとつだけ紹介させて下さい。


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じゃ、ここからは ネタバレ御免
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題「魔法の杖」

今回のテーマ 「結果と過程」

漫画1
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「あこがれのケロ子ちゃんと一生を添い遂げたい」
魔法使いに懇願するカエル君。

魔法使いは「よし叶えてやろう。」と魔法の杖で叩くと、

モクモク~と煙に包まれるカエル君。

煙の中から現れたのは、年老いたカエル君とケロ子ちゃん。

願いを叶えた魔法使いに「そうじゃなくて・・・」と、
つっこむカエル君。


漫画2
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バザールでござーるのサル君が、魔法使いに言います。

「一度でいいからバナナをお腹いっぱい食べてみたいのです。」

魔法使いは「よし叶えてやろう。」と魔法の杖で叩くと、

モクモク~と煙に包まれるサル君。

煙の中から現れたのは、お腹が膨れたサル君。

「そうじゃなくて・・・」

と、カエル君と同じセリフで魔法使いに突っ込む。


佐藤さんの説明文
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最終的な「結果が目的」でなく、好きな人と一生を過ごす過程や、
念願のバナナを思いっきり食べるという「経過が目的」なのに、
魔法使いは結果だけを与える訳です。

プロスポーツやビジネスの世界では、いくら途中経過が良くても、
良い「結果」が出なければ評価されない。
それはそれで大事なこともあるけど、
結果より過程が大事なことも日常生活には少なくない。
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僕の感想と解釈
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僕も仕事上とかで、これと似たことを感じることがあって、

結果ってのは植物で例えれば「実」じゃないかと思う。

種を蒔いて、陽を当て、水をやり、雑草を抜いて、
手間隙かけて育て、やがて芽が出て花が咲いて枯れて
「実」をつける。

「実」を収穫する時には、新しい種を蒔いておかないと、
次の収穫ができない。
しかも収穫した実を、種までぜーんぶ食べちゃうと、
蒔く種さえなくなってしまう。

今月の売上げとか、年間の売り上げとか、そういうものが
「結果」すなわち、「実」だとすると、
実だけを摘むことに必死になってると、種を蒔くことを忘れてしまう。

結果ってのは、そういう植物の成長のような順番で繋がっているのに、
今は、とにかく目の前の結果ばかりを最優先させるあまりに、
嘘ついたり、誤魔化したり、騙してでも、売上げや利益を優先しちゃう。

育てるってことは、時間と手間や経費がかかるのだけど、
営業職であれば尚更、結果ばかりを求められるし、
困った時はどうしても、「結果の前借り」や「結果の青田刈り」をしちゃう。

結果と過程が、クルクルとサイクルになっていないから、
仕事が途切れたり、欠陥商品を売ったり、非合法だったり、
脱税だったり、談合だったり・・どっかで歪みが出る。

美味しい実が食べたければ、その時は、遠回りに見えても、
常に種蒔きをして、きちんと育てる努力を怠ってはいけない。

ま、背に腹は代えられない時は確かにあるんだけど・・・。
後でその何倍にも、しっぺ返しを喰らうだけだ。

えー、実はわたくし4月から早、4ヶ月仕事が切れてます(笑)

小さな仕事はボチボチとこなしながら、
次への種蒔き(設計や見積り)などをして凌いでるんですが、
きちんと継続的に種蒔きしてれば、こんなことはないのに・・・と、
営業と一緒に、いつもこの時期ボヤいております。
また新しい現場が始まるとそっちに没頭して、
ついつい、忘れてしまうのです。

プチ失踪

2006年07月28日 | ひとりごと・日記
「ぶらり 上越ひとり旅 2006」

時々「軽い失踪」がしたくなることがある。

なんだろ?

毎日が充実していない訳でもなく、
何か人に言えないような不安を抱えてる訳でもない。
寧ろ、かなり自分なりに十分満足している部類に入れても
差し支えの無い日常を過ごさせていただいている。

「幸せ」って言葉に置き換えてもいいのかもしれん。
だが、人は満足すればするほど、不満足を見つけたくなるのだ。

いっそのこと、全てを捨てて、知らない地へ旅立って、
「そのまま帰らないとどうなるのかな~?」とか、
「それはそれでどうにかなるんだろうな~?」とか、
ああこれも、ある種の変身願望とでも言うのかな?

せっかくの連休だったのだが、予定が特になし。

昼酒飲んでダラダラ過ごすのもいいのだが、
今日は、ちょっとフラっとあてもなく旅に出たい気分だった。

海岸線をただひたすら南に車を走らせる。

以前もよく家族でそんなドライブを楽しんだことがあったが、
今は子供達も大きくなって、それぞれのスケジュールで動いている。
休日と言っても、結構バラバラになってしまった。

「お父さんひとりぽっち状態」

ってのが最初は戸惑いもあったけど、
ひとりぽっちじゃなかった時は、
「あ~めんどくせー、独りの時間が欲しいな~」
って思ってた癖に、いざ独りの時間ができると
・・「果て・・何をしようか?」ってことになってしまうのだった。

20代中~後半にはよく、中古CD店を巡りながら、
グルメ雑誌に載ってる有名ラーメン店を廻るっていう
「休日の過ごし方」をやっていた。
結婚して、子供小さくて、廻りも結婚したのが増えると、
なかなか仲間で遊ぶってのが少なくなってきて、
かといって家には妻と子が居て、なかなか独りの時間もとれない。
派手に遊ぶ金もないし・・・ああ、色気より食い気だな~。
経済的な理由もあるし、仕事と家庭のことで精一杯な状況ってのが、
そうさせるのかもしれない。

で、唯一と言ってもいい自分の贅沢な休日の過ごし方が、
上記のぶらり独り旅だったのだ。月イチくらい行ってたかな?
いや、仕事も忙しかったしなかなか休みも取れず&取らずに、
ぶらりと行けることも少なかったなー。

ということで、久しぶりに中古CD&ラーメンの旅に出ることにした。

「俺、旅にでるわー、今夜はたぶん帰らないけど心配しないでね~!」
と出かけたが、別に誰も心配のしの字もなく。
「ふ~ん、じゃーねー」だってよ。

「ケッ!もう全部嫌になって帰らなくても知らないよー、
行けるとこまで行ったるわ~」
と、心の中で叫びつつ、昼から自宅を出発。
とりあえず、国道8号線を南下・・・なんか用か?

柏崎のブックオフに立ち寄り、暫しお宝CDを探すも大したブツもなく、
ブツブツ言いながら、隣接のユニクロでセールワゴンの迷彩パンツを買う。
あ、俺が「パンツ」と言うと「ブリーフ」みたいだけど、
ズボンです。ズボン。

一路、上越市に向う。

海が見えたのは、もうすっかり夕暮れ時。
夕陽の沈む日本海は、穏やかなベタ凪だった。
海の日から1週間経とうとしているが、一向に梅雨が明けず、
朝夕は少し肌寒いくらいの気温なので、海水浴客の姿も見当たらない。

ドライブの楽しみはなんと言っても「音楽」だ。
「SUMMER JAM 2006」なんてベタなタイトルの
昔はカセットテープだったが、今はi-Podのプレイリストを作ったりして、
最近は、じっくり聞きたい音楽が溜まっていたので、
丁度良い音楽鑑賞会も兼ねられた。
気持ちの良い音楽を聴きながら、車を飛ばすのって、
思っている以上に健康的で、すごくストレス解消になってると思う。

さて、問題は夕食のラーメンである。

上越のラーメン店は豊富で、グルメブックには満載だ。
基本的に醤油ラーメンを好んで食べるので、
今回目に付いたのが、「居酒屋ラーメン・越後白扇」
名古屋コーチンの丸鶏からとった飴色のスープに、
さっぱり支那そば系という歌い文句。写真もめちゃ上手そう!

今夜のラーメンは「越後白扇」に決定~!

上越市8号線沿いのこじんまりとした白扇へ到着。
「うん? 随分イメージと違う・・・」
疎らなお客さんで、なんだか店に威勢が感じられない。
「ちょい、やばそう」

・・・予感は当っていたー

居酒屋と歌ってるので一品料理あり~の、生ビールあり~の。
なんとちょいダンディーなオジさん店主ひとりできりもみしてた。

なんせ忙しい。

「生4つー!」「あいよー!」「イカ刺し2つー」「あいよー!」

ラーメン作ってる暇がない。

客単価上げたい気持ちはわかるが、せめてバイト雇おうよ。
たまたま休みだったのかもしれないし、
時間帯でバイトが入らない時間だったのかもしれない。

肝心のラーメンのお味は・・・そんなに悪くはない。
チャーシューも美味い。
名古屋コーチンの威力なのか、はたまた気のせいなのか、
支那ソバとしては、かなり完成されている。
ただ、なにせ忙しいのでラーメンに気概が感じられないのだ。
「ラーメン作って魂入れず」って感じ。

惜しさ半分 悔しさ半分

♪はぁ~るばる来たぜ (函館じゃなく)上越~
ここは黙って引き下がる訳にはいかず・・・。

本当は、直江津から海岸線に出て、糸魚川~富山~石川と、
向う予定だったが、急遽、18号に進路変更。
長野方面へ向った。

丁度、前日掲示板で話題になった「ニューミサ」という食堂の
味噌ラーメンでお口直しの必要に迫られたのである。

意地でも「美味い」ラーメンを食わずにはいられなくなった。

あたりもすっかり暗くなり、ひたすら18号を飛ばす。

ほんとにこんなとこに有名なラーメン屋さんがあるのだろうか?
と不安になるあたりで、ようやく建物の灯りを発見。
山小屋風の吹き抜けのある大きな食堂。
看板にはドラえもん似のマークの下に、
ナイフとフォークがクロスしてバッテン印。大きく「ニューミサ」。
老舗たる威風堂々とした建たずまいにまずは勇気付けられる。

店内は広く、更に吹き抜けになっているので、
ちょっとした教会のような感じで、テーブル席が50席くらいは
あろうかという大空間。

あ!? 店名はキリストの「ミサ」から来てんか?
(すっげー、発見じゃね? 冴えてる~ん。) 

お目当ての「味噌ラーメン 700円也」を注文しようと思ったが、
迂闊にもメニューの下に書いてあった
「大盛り50円増し」の甘い言葉に乗せられ、
ついつい大盛り味噌ラーメンを注文。

さっき、支那そば大盛りをやっつけて来たばかりなのに、
更に味噌大盛り・・・やるじゃん俺。
「妥協なき 嗚呼 大盛り人生」・・・イカれ具合がイカしてる。

出ました!味噌ラーメン!

ここは、白味噌ベースのスープに真っ赤なラー油風な辛味が浮かぶ。
具は玉ねぎとモヤシと挽肉を炒めたものが載る。
写真では少しわかりにくいかもしれないが、白と赤の対比が美しい。

一口スープを口に運んだ時点で、「お主 只者ではないな」
ということがわかる。
いきなり真剣で切りつけられた感じ。

予想外にニンニクがたっぷりと効いていて、
クリーム色の優しそうなイメージとは裏腹にかなり攻撃的。

辛い・熱い・美味い 辛い・熱い・美味い・・・

麺もこのアグレッシブなスープに負けない、
しっかり腰のあるストレート丸中太麺。

「なんなんだー この味噌ラーメンはー」
ちょっと逆切れしたくなるよな美味しさ。

今までの味噌ラーメンを概念から、震撼させる味。
ただ満腹だったため、最後までスープと具が味わえなかったのが残念。
これが一杯目だったら、もっと美味しく感じられたのに。

ユキヒ一生の不覚なり・・・(おまいの人生 不覚ばっかじゃんかよ~)

人間はお腹が満たされると、
なんだかもう後はどうでもよくなっちゃう訳で・・・。
「今夜は帰らないかもよ~ アバヨ!」くらい言い放って
出て来た我が家を思い出し、ちょっとセンチメンタルジャーニー♪。

やっぱ、疲れたし うちに帰ろうっと・・・とっとと帰宅。
プチ失踪 失敗。(^_^;) 
でもニューミサの味噌ラーメン 美味かったからいいや~

「やっぱさー 自宅が一番!」みたいな~。

・・・ま、旅なんて移動距離が多かろう少なかろうと、
何泊しよと日帰りだろうと、そんなもんです。

いや、旅も そして人生も・・・かな?

・・・人生語るにはお粗末なひとり旅であった・・・。

ちなみに写真 左は居酒屋ラーメン「越後白扇」の支那そば(大盛)
右は、激うまの「ニューミサ」味噌ラーメン(大盛)でごわす。