裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

秋田~新潟 フェリー DE ツーリング 2008

2008年09月08日 | ひとりごと・日記
今年、初めてのロング・ツーリング。

2~3人での日帰りのプチ・ツーリングや、
ラーメン店を巡るラーメン・ツーリングなど、
県内を廻るツーリングは去年より走ってるような気がしますが、
今回は8人参加のロング・ツーリング。

しかも趣向を変えて行きはフェリーで帰りはバイクという面白いルートを選択。
正確には一泊二日ですが、ほとんど日帰りのようなスケジュールで、
ちょっとしたミステリー小説とかのトリックに使えそうな(オーバーか?)
コースでした。

まず、行きは23時半出港の新潟港(山の下埠頭)から新日本海フェリーにて、
バイクを積んで秋田港へ翌朝5時半着。

フェリーは思っていたより豪華で、何といってもお風呂が有り難い。
2等で旅客運賃が4,000円+大型二輪車が3,400円ですので総額7,400円。

例えば、ツーリング後に打ち上げと称して飲み会をすれば、
あっという間に使っちゃうお金で、宿泊してお風呂に入って・・・しかも
バイクまで運んでもらっちゃうなんて・・・なかなかリーズナブルだと思う。



ただひとつ心配だったのが、イビキが酷いのでデッキに
出て寝ようと決めていましたが、ちゃんとビーチ用のベッドがあって、
エンジンの音がちょうど良いカモフラージュになって、
寒くもなく、暑くもなく・・・でベスト・ポジションで眠ることができました。







「♪行きは良いよい~ 帰りは怖い~」

はてはて・・・これから300キロオーバーの陸路である。
(通称:スパルタ・ツーリング。)

天気予報はあまりよくなかったが、なんと!?快晴!!
(さすが自称:晴れ男!顔や身体も腫れ男!)
9月なのに、真っ赤に日焼けまでしてしまいました。

混まない朝のうちに、秋田港から男鹿半島へ向かって逆走。
(こっからすでにスパルタ・ツーリングの様相になってます。)







八郎潟の直線道路を走ってると、なんだか北海道を走ってるような気分になって
なかなか気持ちが良かった。
山形と秋田の県境辺りまで自動車で以前来たことがあったが、
ほとんど青森に近いこの辺はまた違った景色なのです。

でも、朝早いのでお店も観光地もな~んもやってません。(笑)

・・・そそくさと、秋田港に戻り、新潟目指していざ行かん!!

R7号をひたすら南下・・・なんか(南下)文句あっか?なのです。
しかも、秋田だけに・・・もう飽きたヨ~ン(秋田ヨ~ン)・・
・・・なんて、駄洒落でも考えて走ってないと
眠くて・・眠くて・・ZZZ

(てか、最近の俺の文章・・・安易に駄洒落に逃げてるよね?イカンイカン・・)

秋田県内の道の駅で暫し休憩。

再度、国道沿いを走り出すと、やたらあちこちで
ビーチパラソルを立ててアイスクリームを売ってるおばさん(おばあさん?)が多い。

後で聞いたら秋田名物の通称「ババヘラ」と呼ばれるもので、

http://www.babahera.net/origin.php

ババ(おばあちゃん)が専用のヘラを使って、三角のコーンに
盛ってくれるアイスで、黄色とピンクがバラの花のようでもあり、
味は「何味?」って話になったけど、実際に食べてもらわないと
なかなか表現が難しい。
昔、駄菓子屋さんで食べたことのあるような味といいますか、
一応、ピンクがイチゴ味で、黄色がバナナ味だそうですが、
結局、仲間内の結論としては・・・
「砂糖の味・・・に間違いない!!」ってことで落ち着きました・・・(笑)
150円でしたが、なかなか素朴な味で美味しかったですよ。


暫し、アイスを頬張った後、
今度は山形との県境にある「秋田富士」と言われる「鳥海山」へ回り道。

山道と言っても広くて、カーブもそんなに急でないので、
バイクで登るにも結構気持ちよい。
ガスっていて、なかなか景色を楽しむって感じではなかったですが、
途中、雲の隙間から見えた眼下の日本海は綺麗でした。

山頂で写真など撮って一休み。

「帰りも気を付けましょう!」と降りた鳥海山麓では
・・・後続のバイクがなかなか来ない。

「道 間違えたのかな~?」「バイクの調子悪かったもんね~?」
などと、こういう時の人間ってなかなか最悪の事を
考えたくないように出来てるようですが、
実際は後続の一台がリア・ブレーキを強く踏みすぎて
カーブで転倒してしまいました。

身体の方は幸い、打ち身捻挫・・程度でしたが、
バイクの方はガソリンタンクが凹み、
ヘッドライトとウインカーも割れていましたが、
奇跡的に走行再開できる状態でした。
(良かった・・良かった・・・)



「お前の豚鼻で!美味そうなラーメン屋を探しあてろ!!」


今回のスパルタ・ツーリング主宰の男塾 塾長の一声で、
先頭を走ることに・・・・。

怪我人もいるので、早々にお店で休ませたいと思いながら、
走ってみるとなかなか目ぼしいラーメン店がない。

「らーめん 哲」という看板が気になった。

バンド仲間の名前の一字だったので、後で何かの話の種にもなるかと思い、
わざわざ、反対車線へUターンして寄ってみた。
(詳しくは、いつもの大盛りユキヒロックにて・・・。)

「ご利用は・・・計画的に・・・」

・・・やはり、事前にちゃんと調べておくべきでしたね。
「塾長・・・カタジケのーござった。次回 リベンジさせてくだされ!」

満腹になるとどうしても眠い・・・のでござる。
・・・山形と新潟の県境にある「あつみ」の道の駅で休憩。

休憩というより・・ガッチリ寝てしまう。
再出発はすでに夕方の4時近くだったと思う・・・新潟は大雨らしい
という話を聞いてしまった。
長岡での「音楽と髭たち」のイベントが雷雨のせいで途中、
中止になった話をしていた。

確かに、雨雲がこちらに向かってる感じもする。

ここからのR7号がなかなか厄介。

村上あたりから渋滞に巻き込まれるが、雨雲はどんどん押し寄せてくる。

ポツポツと雨に当たりながら、高速道に乗ったはいいが、
今度は容赦なく雨に叩かれた。
Tシャツ一枚なので、ビシビシと身体に大きな雨粒が当たって痛い。
日暮れで真っ暗になるが、眼鏡をかけていなかったので、
ほとんど何も見えない状態で走りぬけた。

「怖わ~♪」

途中、黒崎インターで雨宿りをしていると、ほとんど雨は止んでくれた。
う~ん、最後の最後で雨の仕打ち・・・なんか罰ゲーム感が漂う。w

インターでは簡易的反省会も・・・。

反省その1
 そんな都合のよい時間帯の船があるのか解らないが、
出来れば行きはバイクで、帰りがフェリーだと気分的にも肉体的にも
もっと楽だったねェ~・・・という結論に。

反省その2
 事故もあったけど、なんとか帰ってこれて良かった。
暑くてもちゃんとライジャケ(ライダージャケット)を着ていたお陰である。
出来る限り、次回はちゃんとした装備と相応しい服装で走ろう。

反省その3
 事前に美味しいラーメン屋を検索しておくべき!
今回は「美味いなぁ~」ってモノに当たらなかったのは残念。

反省その4
 ビッグ・スクーターもいいなぁ~♪



・・・てな訳でですが、大勢で楽しめた今回のツーリング、
反省は反省で尽きませんが・・・それよりももっと大事なこと
後で考えれば・・・

「みんな~ みんな~ たのしい~ 思い出です~♪」

(全員で復唱)

「お・も・い・で・で~す!!」

と、卒業式の時にみんなで叫ぶ「送る言葉」のような感じも良いもんですね。


みなさん、楽しいツーリングありがとうございました。
ぜひ、また行きましょう!!


東京アゲイン

2008年09月08日 | ひとりごと・日記
何故か東京に行く機会が・・・
もしかして・・・呼ばれてるのかな?

「東京物語'08」が終わった3日後。

今度は、まじめに本業のお仕事で東京の霞ヶ関へ出張へ。

とは言え、これから担当する工事の受注御礼と挨拶を兼ねて、
少しばかりの打合せと設計図の原図を借りに行くだけ。

今は運送も携帯もネットも充実してるので、
あまり出かけるメリットも少ないのですが、
慣習と言いますか、習慣と言いますか、
昔からそういう仕組みになっとります。

ま、基本的に「フェイス TO フェイス」こそ、
最も大事なコミュニケーションだとは思いますので
・・・全てが無駄とは思いません。


「田舎モノは、地下に潜らない!」

東京駅から地下鉄使えば、「霞ヶ関駅」っていう一番最寄の駅に
行けるのだが、山手線の「有楽町駅」から日比谷公園を突っ切れば、
徒歩10分程度なので、訳のわからない蜘蛛の巣のような
地下鉄に乗るより、地上の電車だけを使って徒歩を駆使した方が、
よっぽど安心だ。

午後一番の約束だったので、暫く日比谷公園で休憩。



ベンチに座って噴水などを見ていたら、ウトウト・・・。

・・・気がつけば、鳩に囲まれていた。

「鳩だけに・・・ハッとした。」

(魚に囲まれてたらもちろん・・・ギョっとしましたが・・・)


3年前ほど前に行った時より、警備は少なく思えた。
手荷物検査、金属探知機・・・一連の検査を受けて、
ようやく20階建てのビル内で打合せは順調に終わった。

「発注者が自分より年下」・・・
自分が歳とれば、当たり前なのだが・・・なんだか変な気分だ。
以前の年上だった担当者達は、北海道や大阪など移動になっていた。

公務員はいいねぇ~なんて思っていたが、
民間の何倍も働いてる人は大勢いる。
「なかなか大変なお仕事だなぁ~」と思うが、
霞ヶ関1丁目1番地に居ると、なんだか自分が日本の中枢にいるんだと、
勘違いしてしまう人の気持ちもわからないでもない。

夕方、時間があったので上野近辺で働く同郷の仲間と・・・軽く一杯。

暫し、先日の終電乗り遅れについて反省会。

結論としては・・・「飲みすぎ~!」という一言に集約
・・・全会一致で可決。(笑)

一軒目の立ち飲み屋からより早く電車に乗れるようにと移動した
駅内のショットバーにて、スコッチウイスキーをスコッチだけ飲もうと
頼んでくれたのが、「ボウモア」という、強烈な歯医者さんの匂いのする、
面白いお酒で、詳しい説明をしてもらったら、一杯では済まなくなってしまった。

「歯医者さんの匂い」とは、ピート味の香りで、
アイラ島のボウモアという町の蒸留所で作られたスコッチウイスキーで、
「アイラモルト」と呼ばれ、海の近くなので海藻や
磯の香りがすると言われるようですが、

「そう言われてみたらそうかもなぁ~」とも思いましたが、

・・・やっぱ、「歯医者さんの匂い」・・・なのだ。

「これよりもっと強烈なのをもう一杯だけ飲みたぁ~い!」

ってことになってしまい、
彼ら行きつけのバー「カスク」へ連れて行ってもらいました。

噂には聞いていましたが、なかなか品のあるバーでして、
まだ誰もお客さんがいなかったから、話ができたけど、
他にお客さんがいたら、私語厳禁みたいな雰囲気がありました。

「アードベッグかな?カリラかな?・・・」

いい感じで酔いが廻ってきたのと、聞きなれない銘柄だったので、
忘れてしまったが、ボウモアより優しいお酒でした。

世界中に何万・・何億?もの銘柄があって、
更に作られた年代によって、また味を変え、
更に飲み手側の体調や気分で掛け合わせていったら、
もう天文学的な組み合わせになっちゃうじゃないですか?

今夜出してもらったお酒があまりにも広がりのあり美味かったのと、
マスターの後ろに輝いてるボルトが星屑みたいに見えて、

「ここは宇宙ですねぇ~」

と訳のわかったような、わからんことを言いながら、
「あ!時間ないよー!走れ~!」の一言に、
巨漢を揺らしながらまたもや駅までダッシュ・・・・!。
新幹線乗り場って地下に潜って、潜ってだから・・・
足パンパン、息ゼェ~ゼェ~・・・死ぬかと思ったわ~!!

今夜も8時半からバンド練習がある為、
6時過ぎの電車に乗らなくてはいけなかったが

結局・・・2本遅れ。

新潟到着は9時半でした。(それでもちゃんとドラム叩きましたよ~!)

今回は、なかなかハードボイルドな東京出張になりました。
いいね、たまにはニヒルに・・・

結局・・・飲みすぎだってことには違いないのですが・・・。(笑)