ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

石油ビジネスの難しさ

2006年09月12日 15時07分13秒 | Weblog
ほとんど商品格差が無い石油製品を販売するのは難しい。

外食産業なら店ごとに「味」に格差があります。画一的な味のFCフードビジネスならハンバーガーでも牛丼でも同系列であれば全国統一価格が前提でしょう。
しかし、ガソリンは同系列でも販売価格が異なります。

設備産業のホテルなら利用者は「ビジネスホテル」と「シティーホテル」の価格差があっても当然と感じます。TPOで使い分けます。仕事で利用するならビジネスホテルを素敵な彼女と想い出を作るなら価格が高くてもやはり高級シティーホテルでしょう。

「帝国ホテル」に宿泊したら高くてもそれだけの設備やサービスが受けられて、ステータスもあり満足感を得る事ができるからそれなりの利用客がいるのです。
寝てしまえば、どこで見る夢もそんなに変わりが無いはずなのですが、人間とは面白いものです。

競争の激しい北関東エリアのフルサービスSSではまるで銀座のクラブのようにスタッフがフィールドに片膝ついて接客しているSSがあります。それでも価格はそんなに高くはありません。

面白いことにそのSSはある峠の途中にあります。試しに寄ってみました。
問題はお客様の満足度なのでしょう。ガソリンを入れるのにそんな対応をされても困ってしまいます。当方はそんなサービスを求めてもいません。

最近消費者の立場になって、改めてセルフの良さが判ります。

「灯油」は受注から配送作業まで細かい気配りとスピーディーなサービスをしたら、明確にお客様から喜ばれる販売オペレーションなのです。お客様に配送サービスの格差を感じていただけますから顧客満足度が全然違います。

すなわち、SS店頭販売のオペレーションと「配送サービス」ではまったく異なった次元での業務なのです。

難しい事ですが、このへんにポイントがありそうです。

バージョンアップ作業

2006年09月12日 08時57分40秒 | Weblog
灯油システムは本当に特殊なカテゴリーソリューションです。
内部的な構造についても普通の流通ソフトウェアと呼ばれるものより複雑な構造です。

単純な「配送システム」だと考えていらっしゃる新規導入企業の方が灯油システムをご覧になると「凄い!」とだいたいビックリなさいます。

最近ではネットワーク機能の強化を中心にデータベースマーケティングによる拡販手法の工夫が中心になってきました。

なにしろ、「雪ん子」は灯油システムの草分けであり、いまでも常に最先端を走っているわけですから他者の真似をするなんて事は絶対にできません。過去には地方においてソフト会社が開発にトライしたところも多かったようですが、我々のように専門に開発を継続しているところはありません。

今年も幾つかの改良と新機能追加を行いました。
現場での遣い勝手やアイデアをシステムとして具現化し、現在フィールド検証中です。
開発には時間と経費が予想以上に掛かります。

一番の問題は改善点が既存機能に対して「当たり」が出ないかという事です。改良した部分が意外なところに影響を及ぼす事があります。色々な流通や業務パターンを想定して繰り返し検証を行い、ようやく該当するユーザー様にお渡しして現場での仕様検証を実行しています。

今年は、改良点が幾つもありましたが、開発作業は順調に推移しています。
ユーザー様に置かれましては、お早めに「ゆきんこサポートセンター」まで内容をご確認のうえバージョンアップを実行してください。

とくに、「WEB受注」に関する機能向上にご注目ください。