ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

北関東の石油マーケット

2011年02月10日 05時49分52秒 | Weblog
最近のリテールガソリン市況を消費者の立場で見るとかなり変化してきたように思えます。
現在の石油業界にとって価格転嫁は急務のはずですが、一部の業者にとっては相変わらず難しい課題のようです。

北関東エリアのリテール市況を冷静に観察してみると、
元売販社系などを中心に総じて以前よりも、落ち着いた価格設定になっているようですが、
一部のホームセンター併設系SSが安いように感じます。

一般業者では昔の「高崎戦争」の時代ような過激な安売りは少なくなりました。

一時、安売りで話題であった酒販量販店と併設の○○屋さんなども、経営世代が変わってだいぶ動きが変わっています。
社長のA君は、私の高校時代の後輩で弟と同級生なのですが、
最近では経営的にも安定し過激な商法から次世代を目指した経営に方針を変更しているようです。

ホームセンター系最大手の「カインズ」は一時外資の「BP」ブランドでSSを展開しましたが、
現在ではからSSビジネスから撤退し、店頭の灯油販売だけになっています。
関係者などの話では、商品アイテムが多いので「儲からない、可能性の少ないビジネス」からは撤退する。
「金持ち喧嘩せず」といった感じでしょうか。

過去に過激な販売競争を繰り広げてきた激戦エリアですから、
最近はほとんどが元売販社と広域ディラーがほとんどです。
地元の有力老舗ディラーは本当に少なくなりました。

寂しいかぎりです。