ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

思へば、この世は常の住み家にあらず

2011年02月14日 14時32分21秒 | Weblog
3連チャンの休み明けで、頭のインターバルが必要なのは年齢のせいでしょうか・・・

二日間は雪が降ってコタツで寝たり、読書三昧。
それでも三日目にはゴルフ場の雪も解けて、プレーしてきました。

最近は、昔の友達や石油ビジネス時代の仲間からのメールや連絡が増えています。

私のように一度、世の中から沈んだと思われた人間が
「ゾンビ」のように甦って仕事をしているわけですから興味がわくはずです。

ほとんどの仲間が自分のビジネスについて、そして今後の方向性について迷っているのが判ります。
特に、奥さんと二人でSS運営しているような零細業者にとってタンク設備への再投資は辛いモノがあるようです。

別にSSに限らず、事業継承に関する悩みなども多いですね。

具体的に事業転換などを考えている方も多いのですが、
現在、「借金がなければ・・」と云う前提が付くと解決策は難しいのも現実です。

どこにも、どんな業界にも存在します。
親から継承した資産と商売にあぐらをかいて、現状に埋没しながら「茹で蛙」のようにゆっくりと衰退していく人間が・
団塊の世代が、地方都市で親の経営資源をもとに家業を継いだ人間などに多いケースです。
過去には良い時期もありましたが、時代の流れの中で取り残されてしまったようです。

人生、『楽は苦の種、苦は楽の種』、『山高ければ、谷深し』とも云います。

還暦を過ぎて判った事ですが
人生は、とにかく動けるときにアクションを起こす事が大切だと思います。
私の経験では、50歳くらいまででしたら、体力、気力ともに頑張れる時期だと思うわけです。
あとは、個人の気持ちの持ち方次第です。

誰でも、『人生でやり残したことがある』と感ずるのが、還暦の頃だと思いますが、
その頃から、具体的なアクションを起こすのは、現実的にはかなり難しい事だと思います。

誰でも、突き当たる人生ドラマの最終章に満足し、幸せに生きられるか。

人間、ここまで生きてきて、
「明日死ぬ」と宣告されても、ジタバタしないで笑っていられるように
毎日、全力で考え、行動してみると、その時点の苦しみなどは小さなものなのですよ、
それが判れば、戦国武将のように思い切った行動が出来るというものです。

思へば、この世は常の住み家にあらず
草葉に置く白露 水に宿る月よりなほあやし
金谷に花を詠じ、栄花は先立って無常の風に誘わるる
南楼の月を弄ぶ輩も、月に先立って有為の雲にかくれけり

人間五十年、
化天のうちを比ぶれば、夢幻のごとくなり
ひとたび生を享け、滅せぬもののあるべきか
これを菩提の種と思い定めざらんは、悔しかりき次第ぞ


「敦盛(幸若舞)」の一節です。
織田信長が、「本能寺の変」で死に臨んでに詠ったと云われますが、
先週の大河ドラマ「江」でもありましたね、

私自身、63歳にして
仕事を通して、「生きがいのある人生」を持てた事は非常に幸せなことだと感じています。
自分の人生がまるで、ドラマのように思えてきます。

自分で、やりたい仕事を通じて、色々な方とめぐり会いながら人生を学んできました。

「生き甲斐」のない人生は、本当につまらないモノだと思います。

人生なんて、はかないものです。
今後の短い時間を思い切って、生き抜いてみましょうよ。

石油流通システムのクラウド化が進んでいます。

2011年02月14日 09時16分09秒 | Weblog
石油流通システムにも、いよいよクラウド化の時代が到来。
当社の『雪ん子』、『D‐TAX』、『ペトロマスターEX』もすでに本格クラウド対応が完了。
順調にスタートを切っています。

ERP基幹業務統合系システムとクラウド化により、石油ビジネスの経営環境が大きく変わります。

システム導入経費の軽減化と社内業務の改善が今後は大きなテーマとなってきます。
今後、運営管理コストの大幅軽減化が進み、企業や販社の統合による経営規模拡大のスケールメリットが充分に生かせる時代となります。

まさに、「クラウドが石油流通ビジネスを変える」時代が到来します。


ところで、
現在、石油業界で問題となっている「灯油」などの課題もクラウドシステムの広域配送体制構築により「SS過疎地帯」に対するカバーも可能となります。

すでに、全国各地で灯油配送システム構築による「配送過疎対策」が開始されています。
地域業者による灯油配送の「協業化」、大手企業による「配送業務集約化」などの動きが盛んです。

詳細な内容を公開したいところですが、
それぞれの協業化団体や大手広域ディラーとの「守秘契約」もありまだ公開出来る段階でないのが残念です。

ホームエネルギーとしての「灯油」に関する販売情報は業界紙などの報ずる内容と現実ではかい離しているように感じています。
と云いますのは、外販配送販売で成功している販売業者は近隣競合企業の追従を防止するため「手の内」を公開していないという現実があります。

現実は、予想を上回る販売数量と収益をあげているケースが多いわけで、
「灯油」による決算効果はすでに大きな実績をあげています。

今後は、クラウド化による広域展開や異業種との代行配送などによるコラボレ‐トにより、
さらなる可能性と拡大傾向が見えています。

先進的で利益を出している企業は、
すでにSS店頭ビジネスから積極的に脱却し、「次の時代」に向けてスタートを切っています。