今月も、夕空から夜にかけて、惑星が楽しいことになっていますよ。
水星、金星、木星、火星、土星と肉眼で観察できる惑星が、夕方から夜ににかけて全部見られてしまうので、朝が苦手な肉眼惑星観察者の私にとっては、オールスターゲームといった感じですよ。
水星:先月の下旬から見やすくなってきていますが、私はまだみれていません。でも、よく遊びにいく「銀河鉄道の月」のブドリさんが、先月の水星の写真をアップしてくれたので、見たい方はココをクリック。
金星:太陽の沈んだ西空に明るく目を引くのが金星です。これからさらに空高く、3月27日の最大離角までますます存在感を増してきます。
火星;西空に水星・金星・木星を観察したら、身体を反対の東にまわして、冬の星座の後に昇ってきた火星をさがしましょう。これも、赤く目だって見つけやすいはずです。
木星:ずっと主役を張っていた木星ですが、沈む時間が早くなり金星との距離がどんどん近づいていきます。3月14日には、恋人のように寄添って輝きます。目を下へと落とすと、西によく開けた場所なら水星も見つかるかもしれませんよ。
土星:春の星座のスピカのそばにいます。夜遅くに帰宅した時に東空を見ると、お疲れ様と言って、スピカと並んで挨拶してくれることでしょう。
ねぇ~、惑星の揃い踏みですね
先月とは反対に、3月25日には金星と入れ替わって下に位置する木星に近づいた三日月が、26日には木星からパートナーを金星へ移し、27日は金星をも置いていく姿が見られます。
木星と金星が近づきあい離れていき、下には水星。そこに月がお邪魔して、反対の空では火星が、やがて土星が現れてくるという贅沢な3月。大いに楽しんで見て下さいね