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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

聴覚障害を持つ女医さん(千葉)

2012-11-06 22:16:46 | 日記
 千葉の船橋二和病院には、聴覚障害をもつ女医・関口麻理子さんが仕事をしているという。すでに、小学校入学前検診で異常が発見されたということで、左耳だけは補聴器をつければ途切れ途切れのラジオを聴いている位には聞こえる、という難聴。
 
 「自分が何をしたくて、そのためには何が問題で、どうしたらできるか」という考え方をするようにと教えてくれた聴覚障害をもつ高校の先生との出会いが、今も多く影響しているという
  母親に「耳さえ聞こえたら学校の先生とか医者とか向いてそうなんだけどね」といわれ、そのことを人に話したら「今は聴診器なんか使わなくても音がグラフになって出てくる機械があるのよ!」といわれて、それならと医者を目指すことになったという。

 しかし、歩き出してみると千葉大医学部での勉強は予想以上に手ごわかった。諦めかけたりもしながら、頑張って卒業し国家試験も合格。研修医として3年。
 現在は、リハビリ科の医師として活躍中。

 耳が不自由なので、電話での対応は困難だが、聴診器もアンプで音を拡大して聞けるし、患者との対応は大きい声で話してもらったり、書いて確認したりと工夫と援助で乗り切っている。

 さらに、家庭も持っていて、現在4人の子供のお母さん。実母の助けもあるが、子供の病気の時は、病院内の病時保育に預けて乗り切ったり・・・。

 自分ががんばるのでなく「がんばらなくてもできる体制」を整えることが大切と、みんなが楽しくすごせる職場作りを目指しているという。

 ヘレンケラーの例もあるが、人間というものは、諦めずに努力すれば夢を実現できる素晴らしい能力を発揮するものだと感心した。

 「自分が何をしたくて、そのためには何が問題で、どうしたらできるか」という考え方が素晴らしい。
 この考えなら、気持ちをひとたび固めたら、問題が起こればその解決の道を手繰り寄せて前に進むだけ!

 「願いを叶える人の生き方ってコレだな!」と思った。
 
コメント (2)
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