もうすっかり今年も押し詰まってきて、来年の手帳や、カレンダーのことを考える時期になりました。
ところで、いつものように、前回の月の巡りからご紹介しますがちょっと豪勢ですよ。
実は、そう言いながら、アップした写真(やや、恥ずかしいので小さめにアップして見ましたが)「あれ?」
そうなのです、上のには、「ダウトの1枚のお月様」があるのですが、気づきました?どれだか分かりますか?
そうなんです、9月13日から17日が月が太くならないとおかしいのに、細くなっていました。つまり、10月1日に前月の巡りで紹介すべきだった、月の巡り最後の新月前のお月様が、うっかり夕方の最初の月と間違えて紛れこんでいたのです。
ほぼ月が真下を向いていたので勘違いしてしまったようでした。
そして、修正してみると~~~。
3列にして「豪勢」だなんて言っていましたが、この9月13日を10月1日に紹介した巡りに入れてみたら、先月にアップした方が豪勢になったのでしたぁ~~~
先月紹介のをみると、22日分と今月より2枚多くなっていました。確かに、8月は快晴が続いていましたからね。今、10月1日のも修正しました。
でも、まあ、今日お見せした月の巡りも20枚。がんばりましたっ。
さて、それではいつものように今月の惑星を見ていきましょう~と、いくところですが、寄り道ついでに、今日は初めてこのブログを見て下さっている方のためになぜ、この今月の惑星を書いているかの説明をちょっと・・・
「惑星」は、「惑う星」と書いているように、恒星との大きな違いは、「惑う」ところにあります。
恒星は、お行儀よく空をその位置関係のまま地球の自転に従って夜空を西に移動していきます。でも、その中に、明るくて目立つ星が、ふらふら互いの位置さえも入れ替わったり、行きつ戻りつしたり!? と変な動きの星が数個みつかります。
昔は、今より夜空を見る機会があったので、これは人目を惹きました。「遊んでるの?」と「遊び星」とつけてもよかったかもしれません。遊び星だから、恒星のようにじっと星座表にはおさまらない星たち! これまでは、天文年鑑とか、惑星がどこにいるかは調べるのが面倒で、普通の人は金星を「明けの明星」「宵の明星」と気づくていどで、肉眼でその惑星たちについて親しむ習慣を、人々は身につけられませんでした。
でも、今はスマホにアプリを入れると、自分の立っている位置、時間ですぐに星空に何の星があるのかが簡単にわかるようになりました。私は以前「星座表」というアプリを使っていましたが、今は「Stellarium」というアプリで空の月や惑星や星の位置を確かめられるようになりました。さあ、便利になったので、無料アプリでみなさんも空をより気軽にたのしんでみませんか?
このブログの月初では、だいたいの今月の惑星の見所をご紹介しています。惑星が楽しく空を遊び回っている姿を見損なわないように、ちょっと見所のある日を覚えておくといいかもしれません。
では、今月の惑星です。太陽から近い順に、基本は肉眼で見える惑星だけの紹介になります。
水星:小さくて、暗くて、しかも地球より内側を回っている惑星なので、肉眼でみえることもありますが、年に何回かしか肉眼でみらえるチャンスはありません。今回も難しいです。今は、日の入り後の北西の空にいますが、諦めましょう。
金星:明るいですが、未明の空にいるので、早起きした時には忘れずに東空の金星を見てみるようにしましょう。あと、私は下に掲載したような月が金星に近づく9日と10日には天気がよければ起きて見ますよ。月に金星がぶら下がっているのも、金星に月がぶら下がっている姿もどっちもインスタ映えしそうな写真が撮れそうですね。
火星:今は、地球から離れていて暗めですし、さらに場所も太陽に近くて見られないので諦めましょう。
木星:夜早めに東空に上って、明るく夜空を飾ってくれています。見頃です。
月の出前に、木星とガリレオ衛星を見た! The four Jupiter's galireo satellitesでご紹介したように、望遠鏡や、ズームできるカメラなどで見ると、手軽に見られて楽しめますよ。是非、ガリレオになった気持ちで覗いて、木星の周りを衛星が回る姿も確認してみて下さい。勿論、メリーゴーランドのようには回ってないので、何回か時間を置いてみて下さい。
上のように、今月は20日に月が木星に近づくので、月に木星を教えてもらうのもよさそうですが、月とのコラボ写真は、今回もこっちは丸い月となので、三日月の時に出あう金星の方の時がよさそうですね。
土星:これも、木星や金星に比べれば暗い惑星ですが、それでも肉眼で今も見つけられます。場所が土星だけだと分かりづらいので、これも月に教えてもらうなら、下の11月20日21日に月がそばによって教えてくれるのにお任せするとよいかもですね。
そうそう、この時、なるべく南の低い空もよく見えるところで見るのがよさそうです。秋の空唯一の1等星のフォーマルハウトが月の下にみつけられそうです。
今月は、暗くなると東から昇ってくる木星をみつけ、頑張る人は、木星から目を南に移していって暗い土星をみつける。未明に起きる早起きさんは、東にいる金星をみつけ、夜中に起きたら、木星がどこにいるか確かめて見ましょう。今夜アップすると思いますが、今朝の未明は、東に金星が昇り、南空には冬の星座が広がり、月が西空高くにいて、月から落ちた宝石のように木星がその下に輝いて見えました。見応えがありましたよ。あとは、月の案内で、まずは9日10日に金星を、20日21日には土星を、25日には木星を教えてもらいましょう。