長女が独り暮らしに向けて、いろいろ準備をしています。
家庭用品ほとんど丸ごと取り揃えなければなりません。
母として、こんなものもあんなものも、あったらいいのでは?といろいろ気をもんでおりますが、
「お母さんのほうが張り切っているね~。」などと言われ、うるさそうな様子。
・・・自分の城を自分の好きなようにしたい・・・
そういう思いは十分わかるので好みのあるものについては手を出さないようにしているつもりですが、それでも
「わかっているから~」と言われる始末。
そういえば・・・
もう30年以上も前のことを思い出してしまいました。
私がここに来たとき、お勝手用品の細かいものがほとんど揃っていたのです。
お茶碗、お箸、スプーン、フォーク、お皿、お鍋、調味料入れまで・・・。
姑が良かれと思って揃えておいたのでしょうが、私は反発してお皿を一揃い新たに買ったのでした。
その時私が姑に揃えてもらったお礼を言ったかどうか?今となっては覚えていません。
何で~?お茶碗やお皿まで~?そう思ったことは確か。
だからお礼なんて言っていないかも。
姑にしてみれば『せっかくあれこれ揃えてあげたのに嬉しそうな顔をしない』と思ったでしょう。
結婚後も何かにつけ、姑は息子(夫)にあれこれ買うのを楽しみにしていましたが、私はあまりいい気持ちがせず、その時にも『うちの嫁は、物を買ってもらっても嬉しがらない』と言われたことがあります。
私に買ってくれることはほとんどありませんでしたが、夫に買ってくれれば家計が助かる、こう割り切って考えられるようになったのは、ずいぶん経ってからでした。
揃えてもらったおかげで、買い物をする手間と費用がかからなかったのですが・・・。
有難かったのかどうなんだか・・・?
今、実の娘でさえも、(準備が大変そうだけれどここはやりたいようにやらせておこう)
こう思う心境になりました。
そしてそんなことを考えていたら、遠い昔のイヤなことまで思い出してしまいました。
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