日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



梅雨入り直後の貴重な晴れ間、この時期は山の花も奇麗に咲き始める時期。
苗場山で『シラネアオイ』が見頃という。
日帰りで行くにはちょっときつい行程だが、お天気が安定していれば夕方までに下山できればいいと思い決行。
しかし、やっぱりきつかった。
電車で行って、どんなに早くても9時頃の登山開始というのはつらい。
何とか家に帰り着いたが、もう少しゆとりを持った山登りをしなければと反省。

苗場山は若い頃、かれこれ30数年前に一度登っている。
その時は秋で初雪が降り、山頂の池塘の周りが凍って雪が付いて、とってもきれいで、まるでメルヘンの世界だった。

本によると、和田小屋までタクシーが入ってくれるという。

ところが、和田小屋の手前、町営駐車場でとうせんぼとなった。
『これより先、和田小屋に宿泊休憩以外の車お断り』の看板が!
タクシーの運転手さんが掛け合ってくれた(?)が、やはりダメという。
結局当初の計画より和田小屋までの往復45分、余分に歩くことになってしまった。

立派になった和田小屋。
30年前は素泊まりのみの小屋だった。
今では小屋の前はスキー場になっていて、スキーリフトがこの小屋の上、下の芝の近くまでつながっている。

登山道に入りしばらくするとかわいい花が!

 こみやまかたばみ       つばめおもと      しょうじょうばかま        さんかよう
今回は『シラネアオイ』が目的だが、『サンカヨウ』もぜひ見たかった花だ。
大きな葉に透きとおったような白い花は清楚でかわいい。
『コミヤマカタバミ』は花びらにきれいな筋の模様入り。


     えんれいそう         いわかがみ       みつばおうれん       なえばきすみれ

      むしかり           たむしば       むらさきやしおつつじ      あずましゃくなげ

   きぬがさそう           ひめいちげ


合戦尾根を難なく登りすっかり自信をつけた私だったが、同じ歩幅で歩ける雪道と違い、こういう大小の石ごろの道はとっても疲れる。
よっこらしょと掛け声をかけながら登るところもけっこうあり、膝にくる。

「下の芝」「中の芝」「上の芝」となだらかな登りが続き、所々に木道が敷かれている。


「下の芝」からは残雪もまだあり、うっかりするとズボッと踏み抜いてしまう。
「中の芝」まで登ると眺めもよくなり、向かいの山々も見えるようになってきた。

ようやく「神楽ヶ峰」

左手に六日町方面。中央の山が八海山、右に中ノ岳、その手前は巻機山。
タクシーの運転手さんに聞きました。


こちらは平標山から谷川連峰の山々だが、よくわかりません。

そして「神楽ヶ峰」を過ぎると・・・
『シラネアオイ』が!
あっちにもこっちにも!












そして、前方には苗場山がどっしりと・・・。

「神楽ヶ峰」から一旦大きく下り、「お花畑」を通っていよいよ苗場山への急登になる。

鞍部のお花畑から苗場山の登りにかかる道は・・・

道の両脇にシラネアオイの群落。まるで『シラネアオイロード』です。
これだけ見ただけで満足です。

苗場山への登りにうんざりして途中で戻ろうかと思ったが、もう少しもう少しと言いながら結局登ってしまった。

振り返れば神楽ヶ峰への登り返しもまたうんざりする。

ようやく苗場山の山頂に飛び出す。


山頂は広い湿原になっています。

ホントならここでのんびりして湿原散策をしたいところだが・・・。
これから下るというおじさんに
『2時には下りないと日没になっちゃうよ。』と言われてしまった。

小屋まで行ってトイレを借り、休む間もなく下ります。
誰かが双眼鏡をのぞき『槍ヶ岳が見えた!』と言っていた。
私も今回は双眼鏡持参で行ったのだが、ザックから出す暇もない。

3人組の人たちと抜きつ抜かれつしながらひたすら下る。
この人たちがいてくれて心強かった。最後の一人になるというのはやはり心細い。
 
途中でお腹が空いたな~と思ったが食べる暇もなくどんどん下ったら、もう空腹感もなくなってしまった。
しかしこれは危険!時々チョコを頬張り水分だけはたっぷりとるようにした。

やっとの思いで和田小屋まで戻りタクシーを頼む。
しかしここから駐車場まで20分の歩きがつらい。
ここまで入ってもらえないことがとっても恨めしかった。



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