日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



不安定な天候が続く中、久しぶりにお天気が続くと言う予報。
それならまだ未踏の常念岳、大天井(おてんしょう)岳に登り蝶から大天井を繋げようと計画しました。
そしたら夫も常念~大天井が未踏なので一緒に行くと言う。
最初の計画では上高地から入り、蝶~常念~大天井~燕岳と歩くつもりだったが
夫に合わせ、歩き易そうな中房温泉からの逆コースとしました。
ほんとは合戦尾根を登るのは嫌なのだけれど。

13日の最終バスに乗って中房温泉に到着。
この日の宿泊登山客は8名でした。


中庭には樽の中に自家製キュウリが冷やしてあり、
信州味噌でどうぞと味噌も添えられ美味しくいただきました。

夕食は豚の冷しゃぶのメニュー。
残念ながら写真が上手く撮れず。
これは朝食です。温泉らしく温泉卵がついて嬉しい。









コース 中房登山口~合戦小屋~燕山荘~燕岳往復~(泊)
    燕山荘~喜八レリーフ~大天井岳分岐~大天井岳~横通岳~常念小屋~常念岳2760m地点往復~(泊)
    常念小屋~一ノ沢ヒエ平登山口

翌朝は予報通り素晴らしい青空。
登山口に行くと朝のバスや車で来たたくさんの登山者が。
平日なのに次々と追い越していきます。

樹林帯の登りはもうお花もほとんどなく・・・。

ゴゼンタチバナ        アカモノ

スギゴケ


ウメバチソウ         オヤマリンドウ
 




紅葉も少し始まっています。


ナナカマドは葉がチリチリで枯れかかっている木が多かったです。
紅葉しないうちに枯れた感じ。      


ヤマハハコ         ミヤマトリカブト


小屋と燕岳も見えてきました。


あと一頑張り。だけど合戦尾根は厳しい。
25年ぐらい前に家族で登った時は、その晩筋肉痛で足が痛くて歩けなくなりました。
翌朝回復して何とか縦走したけど、この合戦尾根は段差のある階段が多く今回も辛い登りとなりました。
10年前、ゴールデンウィークに来た時には雪で段差が無くなって歩き易かったけれど。
やっぱり年なのか?久しぶりの1000m超の登りだからか?

ようやく燕山荘に到着。
登っている時はガスが湧き白かったけれど、すっかり晴れました。
槍ヶ岳


裏銀座の山々(中央 水晶岳)


燕岳


宿泊手続きをして昼食を済ませ山頂まで行ってみます。




北燕岳の向こうに立山剣も見えました。右は針ノ木岳。


槍ヶ岳。穂高は雲の中。


燕山荘から続く、明日行く縦走路。大天井岳から横通岳(多分)への縦走路も。


コケモモ?




有名なイルカ岩


メガネ岩


空がきれい。


夕日を見逃しました。


燕山荘の夕食はハンバーグ。


この日の食事は二回戦でした。
お花も少なく紅葉には早い中途半端な平日に、こんなにたくさんの登山者が来ていることにびっくり。
昔は夏休みが終わると、いやお盆が終わるとほんとに登山者がいなくなると言ったものですが・・・。
お天気に誘われてみんな来ているのでしょうか。
でも若い人たちもたくさん来ていたのですよ~。ホントにビックリ。

夜は満天の星。


真ん中の下、左寄りにカシオペア。
他はゴチャゴチャで分かりません。


ご来光。ちょっと雲が多め。


出発です。


左 八ヶ岳、右 南アルプス 中央奥に富士山。


立山、剱岳


こちらから歩くと常に槍ヶ岳を見ながらの歩きとなります。
奥穂もきれいに見えています。


ウラシマツツジの紅葉




このコースは平坦なように見えてそうではないのです。
大下りの頭を振り返る


ミヤマコゴメグサ        オオヒョウタンボク


大天井岳。
前に来た時は大天井岳に登らずトラバースしましたが、今回は分岐から左に登ります。


来た道を振り返る。燕岳も見えます。


立山劔と針ノ木岳。青いのは水平線?


ウラシマツツジとツガザクラ?
赤と緑のコントラストがきれいです。


ようやく大天井岳山頂に到着。
槍穂もきれいに見えました。


燕岳の遥か向こうに白馬岳。


拡大して手前から爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、白馬鑓ケ岳、白馬岳(白馬鑓ケ岳とほぼ重なる)
隣の三角は旭岳。左は蓮華岳。


黒部湖も見えました。
立山、剱岳。 針ノ木岳。


裏銀座から鷲羽岳。左 黒部五郎岳。


槍ケ岳、北鎌尾根。


穂高と涸沢、上高地も見えました。


この先の縦走路。常念岳。
お昼を食べて常念小屋に向かい出発。


大天井岳と大天荘。


槍穂を見ながら。


こうしてみるとこのコースはお散歩コース?


トウヤクリンドウ




常念岳はずいぶん近いように見えるんだけどね~。


ずいぶん下ってきました。
平坦に見えるけど、やっぱりアップダウンがあります。
しかも、昨日の合戦尾根の疲れが回復せず、二人共ちっともペースが上がらない。




さっき見た尾根の先をそのまま行くと思ってたら・・・
東天井岳をぐるりと左へ回り込み・・・
向こうの方に道が続いていてガックリ。


東天井岳をトラバース


左手のくぼんだ所から東天井岳をトラバースしてから下ってきました。


常念岳はもうすぐ?


常念岳の登りはジグザグの登りがきつそう。
常念小屋はこの先200m余り下ったところ。


ひたすらの下りを終え、ようやく常念小屋に到着。
さて、どうしよう?
ここまでずいぶん時間がかかってしまい、常念岳に登るにはギリギリのタイミング。
疲れてもう登りたくないのだけれど、明日は台風の影響でどうなるか分からないし~。
夫は一度登っているから行かないと言う。
小屋の人には『5時の夕食には時間厳守で!』と釘を刺され・・・。


夕食まであと二時間半。登り一時間半、下り一時間で行ってくると出発。
間に合わなければ途中で戻ってくればいい。


でもこの登り。ガラガラ岩々ですごく登りにくいこと。
途中で下ってくる人にたくさんすれ違う。
『今から登って間に合うの?』
『あそこに見えているのは山頂じゃないよ。山頂はその向こう。』
『僕でも登るのに一時間半もかかったよ。』
何人かが声を掛けてくれます。
私ならもっとかかるかな~?
コースタイムは登り一時間、下り45分だけど、それ以上かかっているみたい。
『行かれるところまで行って、間に合わないようなら途中で下りてきます。』

結局、登り始めて一時間。
見えていたピークまで行って、山頂が見えたところでもう根が尽きて・・・。
あの山頂まで、あと30分ぐらいで行かれそうだけど・・・。


戻るのにも時間がかかりそうだし、夕食に間に合わなかったら困る・・・。
ここで写真を撮って下ろう。

歩いてきた横通岳と左に大天井岳。右奥は鹿島槍。


槍ヶ岳


さあ、下ろう。


下りは30分で下ってきました。
まだ夕食まで時間はあったけれど、もう疲労困憊。
部屋に戻って倒れ込む。
夕食まで少し時間があってよかった~。

常念小屋の夕食。
またまたハンバーグ。


疲れ切ってしまったのか?この日は全然寝られませんでした。
翌朝、雨は降っていないけれど曇り。
山は見えている。
どうしようか?もう一度山頂まで登ろうか?
迷ったけど、もう昨日のおまけの登りで疲れ切ってしまい、それにいつ雨になるか分からない。
お天気が良ければ蝶ヶ岳に繋げたいけど、今日はこののまま帰ろう。


長野県側は雲海。


一ノ沢登山口までずっと樹林帯の下り。
連休の初日ということでお天気があまりよくないけれど登ってくる人も結構いました。
結局この日は午後2時ごろまで持ったみたい。

大天井~横通岳~常念岳はそれほど厳しい道程ではないのだけれど、何だかずいぶん疲れました。
だんだん1日の疲れがすぐ取れないで積もっていくのでしょうか。
昨日は結局休憩入れて10時間ぐらい歩いていたのでした。

常念岳を目的に登りに来たのに、肝心の常念岳には登れず。
最近、こういうの多い。
また来られるかどうか分からないけれど、機会があれば気力体力があれば
今度は蝶から繋げたい。




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