日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



毎年、行きたい行きたいと思いながら中々行かれなかったお花の山、白山。
今年こそ絶対この夏中に行こうと決めて、お天気や小屋の条件が揃いようやく行くことが出来ました。
北アルプスのその向こうということで、すごく遠いイメージだったけれど
北陸新幹線の開通で時間的にはずいぶん近い印象でした。

行くのなら、お花松原のクロユリの群生を是非見てみたい。
お花松原の満開時期は室堂や弥陀ヶ原のお花の時期より1~2週間ほど遅いみたい。
他の山との兼ね合いもありちょうど良い時期に行って来られたかな~と思います。

例によって金沢駅近辺のビジネスホテルに前泊です。
前日のうちに『白山登山バス』の停留所や、帰る時のお土産の下見など済ませておきました。

朝6時のバスで登山口別当出合到着は8時15分予定。
新幹線の時間と大した違いがないバスの乗車時間て、どのぐらい山奥なのだ?
30分ほど前に停留所に行ったけれど、既に20人ぐらい並んでいました。
これなら座れるだろうと安心しましたが、土日など人数によっては増発便も出たようでした。

コース  別当出合~(砂防新道)~甚之助避難小屋~南竜道分岐~エコーライン~室堂(泊)
     室堂山荘~御前峰~お池めぐり~室堂山荘~大汝峰分岐~お花松原~室堂山荘(泊)
     室堂~大倉尾根分岐~展望歩道~南竜山荘~黒ボコ岩~観光新道~別当出合

別当出合はトイレに更衣室もついて、帰りには着替えもできますが
帰りはそれより温泉に入ってさっぱりしてから着替えたいですね。
バスには40人ほどの登山者でした。
そのほか自分たちの車で来る人たちがすでに出発の準備を整えていました。
すごい登山者です。やっぱり人気の山なんですね。


割と緩やかに歩き易い道が続きます。
気温が高く暑くなりそう。木陰の道は助かります。


ミヤマアカバナ        サンカヨウ


センジュガンピ        ミヤマアキノキリンソウ


カンチコウゾリナ        ミヤマキンポウゲ          タマガワホトトギス


お天気がいいのは嬉しいけど暑い!


甚之助避難小屋到着。みんなここで一休みです。
この砂防新道は中飯場、甚之助避難小屋と水場とトイレがあって助かります。
甚之助避難小屋の少し上には立派な水道が設置されていました。
向い側の尾根は岩肌が剥き出し。谷筋では砂防工事の音がしていました。


南竜道分岐まで来るとお花も増えたような。
シモツケソウが咲き誇っていました。




甚之助避難小屋を見下ろす。




ハクサンフウロ          エゾシオガマ


室堂へのコースはいくつかあり、南竜道からお花が多そうなエコーラインを行くことにしました。
でも沿道はもう秋のお花が優勢。




南竜山荘やキャンプ場も見えてきました。
あちらもいい雰囲気の場所。下山は展望歩道を南竜山荘に下ろうと思います。


エコーラインは草の斜面にジグザグと大きく道が付けられており、とても歩き易い。
ニッコウキスゲの咲き残りが。


ニッコウキスゲ        カライトソウ


ガスってきました。


まだ新鮮なチングルマが。


ガスが切れて山頂らしき山が・・・。


弥陀ヶ原の台地に乗りました。
時期が時期ならもっと素晴らしいお花畑が広がっていただろうと・・・。
7月の半ば頃はすごかったって聞きました。


シナノオトギリ        モミジカラマツ


イワイチョウ         コバイケイソウ


黒ボコ岩からのコースと合流し、室堂へ。
振り返って  左)エコーラインコース    右)黒ボコ岩コース


もうひと頑張りで室堂?


室堂山荘到着~。暑くて疲れました。
宿泊手続きをして案内された部屋へ。
女性ばかり定員20人のところ、この日は10人ぐらい?
更衣室もあったので、汗びっしょりの衣類を取り替えます。
元気な人はこのあと山頂を目指したりするのですが、私はそんな元気はなし。
どうせ連泊して明日登るし~。


部屋で休んでいると、自然観察員が山荘周辺の自然観察案内をするという放送がありました。
まだ時間もあるし、話を聞きながら歩いてみようかと思い外に出るが・・・。
疲れちゃって大勢のペースについて歩くのがすごくしんどくなり参加を見送る。情けない・・・。

白山神社と山頂。夕方になりスッキリと晴れてきた。


展望台より別山と雲海。






2日目。この日はご来光(白山では『お日の出』)を見て、お池めぐりをし、山荘に戻って朝食。
そのあとお花松原に行きます。

地元(?)の子供会が一緒に宿泊していたので夜も朝も賑やか。
もう朝3時過ぎからバタバタと音がして目が覚める。
支度をして3時45分、まだ暗い中を出発。
富士登山みたいに一列になって皆で山頂を目指します。
8月1日の日の出時刻は4時58分だそうだけど、山頂に着いた頃には明るくなっていました。
山頂お社。 皆でお日の出を待つ

沢山の登山者、恐らく100人近い人が登っていたのではないだろうか?
神社の方がお日の出の前に白山にまつわるお話を皆に聞かせます。
残念ながらお話の内容はあまり覚えていませんが
お日の出の後、皆で万歳三唱をしましょうと声がかかりました。
山裾の雲が多く、予定の時間より10分ほど遅れて雲の上にお日の出。




ひとしきりの写真撮影の後、みんなで万歳三唱。
初めての経験・・・。
そして山頂標柱の前で延々と記念撮影が続く・・・。


あちらは剣ヶ峰?


室堂山荘


お日の出の後にも、自然観察員の方がお池めぐりを案内するとのことでしたが
集合場所を見つけられず、気がつくと既に下を歩いていました。結局一人で歩くことに。
池と大汝峰。


左)油ガ池   右)紺屋ガ池    奥)翠ガ池


油ガ池。


イワツメクサ






山頂を振り返る。あちらは青空だけど・・・。


翠ガ池。残念ながら灰色の雲が垂れ込め翠ではなく灰色池。


青空ならば素晴らしいエメラルドグリーンの色の池が見られるはずなのに。


血の池。


巻道を山荘に戻ります。お花がいっぱい咲いていました。
ハクサンコザクラ


クロユリも咲いていました。




ハクサンボウフウ? チングルマ


ミヤマリンドウ


クルマユリ


すっかりお腹が空いてしまいました。
朝食を頂いて、今度はお花松原に出発です。
山頂は行かず、近道へ。


室堂と別山


イワギキョウ


大汝峰。帰りに寄ろうとこの時は思っていましたが・・・。


緩やかに下りその先に急下り。

見るとすごい下り。
ちょうど下から男の人が登ってきました。
話を聞くと、今年のクロユリは去年ほどではないという。
あんまり急下りでどうしようか迷う。
でもこのために来た。行かなければ今日1日が無駄になる。
そう考え意を決して下り始めました。
途中でご夫婦連れが休んでいるのに出会い、『今日泊りなら大丈夫だよ』
『沢山咲いてきれいよ』と励まされる。
その先で女の人に会い『下まで降りて更に10分ぐらい先に行くと一面に咲いているから』と
皆さんに励まされながら下る勇気を貰う。
お花にも励まされながら。 アオノツガザクラ


ツガザクラ        ミヤマタンポポ


シラネセンキュウ?     ヤマハハコ


大きな雪渓があり道が分かりにくいという情報でしたが、雪渓は小さく印も分かりました。


雪渓の先に最初のお花畑がありました。


ハクサンコザクラ一面に。


更に行くとびっしりと咲き誇るハクサンコザクラ。


クルマユリ       オオヒョウタンボク


聞いた通り更にそこから10分ほど歩くと、
ハクサンコザクラとミヤマキンバイの競演!思わず声が上がります。












そしてそのちょっと先にクロユリのお花畑がありました。
テレビか雑誌か?大きなカメラを持った人たちがクロユリを撮影していました。
マイクもついていたからテレビ?
邪魔にならないように写真を撮りまくります。
















切りがないので撮影終了~。
後ろ髪を引かれながら戻ることにしました。

続く




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