遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

春の庭

2007-03-18 | 花や木々など
 早稲のサクランボの品種「高砂」の花が満開です。



 桜と言ってもサクランボは実を食べる木ですので、花は色が薄くあまり綺麗ではありませんが、青空には似合います。



 こちらは黒芽ヤナギ、雪柳の白をバックに撮ってみました。

 黒いビロードのようです。



 菜園の片隅には小松菜の花が咲いていました。

 小松菜の花芽のおしたしは美味しいです。芥子和えもお勧めです。




ローズマリの花も冬から元気でした。

 

ドンコの捌き

2007-03-18 | 食品加工(魚介)分室
 昨日、久しぶりに行きつけの魚屋さんに行ってきました。

 ここ数日、風が強くあんまり期待せずに・・・。

 案の定、女将にいつもの威勢がありません。

 「魚が少なくて・・・・」、これも今日は高いよ!!・・・と

この魚何だか解りますか?

 姿、形はグロテスクですが、美味しい魚です。
 
 いわきでは一般的な魚で、地元のスーパーでもよく見かけます。

 都会ではどうでしょう?

 正解は「ドンコ」、標準和名(エゾイソアイナメ)です。

 エゾイソアイナメと言っても、アイナメの仲間ではなく、チコダラの仲間です。

 身は極端に柔らかく、水っぽいのが特徴です。

 この魚もアンコウと同じように、冬にキモ(肝臓)が大きくなり、美味しいことから、人気が出てきました。

 もっぱら旅館とかで饗されることが多いようですが、そんなに高い魚ではありませんので、ご自分で捌くことをお勧めします。

 以前は、家人の一人に言わせると、「またドンコ?」と言った具合に歓迎される魚ではなかったようです。

 近年は(田舎ブーム)のせいでしょうか? 地魚も高くなりました。

 


 ドンコはキモが美味しいので、肝を傷つけないで取り出すことが重要です。

 それも、腹を切らずにです。

 エラから内臓を取り出します。

 この時便利なのが「キッチン鋏」です。

 鋏で、エラの付け根を切ると、簡単です。

 もちろん出刃ででき方は必要がありません。




 エラから内臓を引き出した状態です。

 右下の白い物が、キモです。



 ドンコの身は柔らかいので、そのまま鍋や煮付けにすると煮くずれしてしまいます。
 一旦一夜干しにして水分を低下させるのが、上手に調理するコツです。

 干し網に入れ、一晩乾燥させてから調理してください。

 キモはラップにくるんで冷凍しておきます。