野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

大塚、3試合連続無失点!(22日・アメリクエストフィールド)

2006-05-12 20:21:49 | Texas Rangers
 テキサス・レンジャーズが「5対2」でリードした【8回表】マウンドには、セットアッパー大塚晶則が上がった。ここまで8試合に登板して、防御率3.86。しかしここ2試合、無失点に抑えて、調子を上げてきているようだ。現地の放送局では、ブルペンでのピッチングの前にキャッチャーに帽子を取って、お辞儀をする大塚の姿が映し出されていた。

 先頭のデーモン・ホリンズに「2-2」からのスライダー(85MPH)を捉えられ、レフト前ヒット。6番トラヴィス・リーにも「1-0」からのスライダー(83MPH)を捉えられ、打球はライトスタンドへ!? いい角度で上がったが、失速して、フェンス手前で落下。7番トビー・ホールにも「1-0」からのファストボール(89MPH)をライトに噛まされるが、これは平凡なライトフライ。8番ジョイ・ガスライトは「1-2」に追い込んで、得意のスライダー(82MPH)で空振り三振に斬って取り、今宵も出た「ヨッシャー!」

 大塚がいつも通りに、いつも通りの仕事をしたのだが、【9回表】守護神のフランシスコ・コルデロが、2-OUT1,2塁で4番タイ・ウィギントンに同点3ランをライトスタンドに打ち込まれ、「5対5」。右腕を振って、悔しがるコルデロ。まるでシアトル・マリナーズの同じくクローザーのエディ・グアダードを見ているようだ。守護神、受難の今シーズン。

 それにしても、タイ・ウィギントンか、懐かしい……ニューヨーク・メッツで松井稼頭央の同僚だった。若手のデヴィット・ライトの台頭でピッツバーグ・パイレーツにトレードされ、そこでは監督とソリが合わず、マイナーリーグに降格されるハメになり、今シーズンからタンパベイ・デヴィルレイズに移籍してきて、4番を張る。これが今シーズン20打点目だ。

 しかし【9回裏】テキサスも1-OUT1,2塁のチャンスを作って、バッターはこの日は4打数ノーヒットの2番マイケル・ヤングだったが、初球を打って、センター前ヒット! 2塁ランナーが還って、テキサスのサヨナラ(ウォーク・オフ)勝ち! タンパベイもクローザー不在が深刻のようだ。森慎二がいれば……

大塚、3戦連続の無失点 チームは今季初の3連勝 (MAJOR.jp)