野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

リヴィングストンのデビュー戦(24日・セーフコ・フィールド)

2006-05-14 21:03:25 | Seattle Mairners
 日本人3人が顔を揃える、シカゴ・ホワイトソックスvs.シアトル・マリナーズの今シーズン初対決は、4月23日からシアトルのセーフコ・フィールドで3連戦が行われたが、初戦(GAME-1)は“空気の読めない”マイク・ハーグローヴ監督が、キャッチャー城島健司を欠場させて、井口資仁も「苦手」ジェイミー・モイヤーの前に沈黙し、トータル5打数ノーヒット。

 イチローはタイムリーヒットを含む「5打数2安打」で「4対3」チームのサヨナラ(ウォークオフ)勝利に貢献。【7回裏】に同点タイムリーを放ち、【8回裏】3番ラウル・イバニェスのソロホームランで勝ち越し。そのまま逃げ切りたかったが、【9回表】に守護神エディー・グアダードが2-OUTから(ファストボールしか打てない!!)若手のブライアン・アンダーソンにソロを浴びて、同点。しかし延長【11回裏】に2-OUT-1,2塁で、8番ユニスキー・ベタンコートが三遊間を抜いて!

 翌25日の第2戦(GAME-2)は「世界一」シカゴが地力を発揮して、「13対3」で圧勝! シアトルのスターター(先発)ジョエル・ピニェイロが(またしても!!)崩れて、4番ポール・コナーコに2ラン、7番ジョー・クリーディーにソロを浴びるなどして、4イニングス5失点でKO! 
【5回表】から2番手で、これがメジャーリーグ・デビューとなる、23歳の期待の左腕ボビー・リヴィングストンがマウンドに上がったが、5番ジャーメン・ダイに洗礼のソロホームランを浴び、さらに5失点して、「9対0」。
【7回表】には2番・井口が、代わった3番手の左腕ジェイク・ウッズからセンターバックスクリーンへ第2号2ランホームラン! この日はスタメン・マスクの城島の「囁き戦術」も功を奏さなかった。返って、笑みが零れて、リラックして打席に立てたか?

 そして迎えた第3戦(GAME-3)。GAME-2を見る限り、「弱者」シアトルの圧倒的不利は否めなかったが、何故かセーフコ・フィールドを「苦手」にしているシカゴのスターター、左腕マーク・バーリーが【2回裏】に3失点して、シアトルのペースで試合は進む。
【6回裏】またしても3番イバニェスがソロホームランを打って、貴重な追加点を挙げて、【8回裏】にも「不調」の5番DHカール・エヴェレットの犠牲フライで「5対1」。投げてもスターターの左腕ジャロット・ウォッシュバーンがGAMEを作って、2番手ラファエル・ソリアーノに繋いで、【9回表】は右腕J.J.プッツ。この試合からシアトルの新「勝利の方程式」は出来たようだ。

 この3連戦、シアトルが地元とはいえ、「世界一」シカゴに勝ち越して、何とかいいムードにはなりかけるのだが……その後もシアトルの一進一退は続く。
 この状況を打破するには、やはり、4番リッチー・セクソンと現状は6番に身を窶しているエイドリアン・ベルトレーだろう。そしてリードオフ、1番イチローの「(打率)3割」到達も待たれるが……城島も奮闘しているが、決して強くない「肩」の弱点を露呈して、地元ファンからブーイングが起きる事態も……厳しい世界だ。

マリナーズの起爆剤となるか? 23歳左腕が初昇格(MAJOR.jp)