前回に引き続き、外壁の仕上げを行った。
異常に暖かい週末で作業がはかどったのだが、花粉症も本格発症してしまった。
下見貼りの角を隠すのは120x9x1820の杉野地板を使用した。
これは180x12x1820より節だらけの荒材で、入念にサンディングした後、白に塗装して乾燥させておいた。
ペンキが乾く間に、軒先の隙間を塞いでいった。
余った合板や野地板の端切れを下見貼り材の最上部から屋根に届くようにコーススレッドで固定していく。
きっちり密閉するより、換気を意図して数mm小さくして隙間を空けておいた。
そして、仕上げに下見貼り材の上部と端切れの継ぎ目を隠すために、90mmに割いた野地板を見切り材として貼り付けた。
次に下見貼り材の継ぎ目を隠すために120x9x1820の杉荒材を縦にコーススレッドで固定した。
北壁は120巾では格好悪かったので、半分の60mm巾に割いてある。
そして、未塗装の壁をキシラデコールで再塗装。
塗料が少なくなったせいか、色が濃くなってしまったが仕方が無い。
最後に白塗装済みの野地板をL字型に組み合わせて下見貼りの角を隠す。
DIY本ではL字を先に作ってカバーするように簡単に書かれていたが、厚みが9mmしか無い杉荒材を90度を出して固定する方法が思いつかなかった。
クランプを駆使して何かガイドに固定して直角を出せば良いのだろうが、1820mmも有って反りまくりな状態では面倒くさいし、9mmの接合面では運ぶだけで壊れるに違いない。
結局、壁に貼る最上部の位置だけをきっちり合わせて上部だけ固定。
その後、30mmのスリムスレッドで2枚の合わせ目をきっちり固定していき、残りを壁に固定して仕上げた。
これで外壁は完成。角隠しを白に塗ったせいか、一気にしまった感じだ。
最後に、妻壁に換気口を再取り付けした。
内側から10mmのドリルで穴を空け、外からジグソーと手鋸で開口部を作って換気口をコーススレッドで固定。
特に雨仕舞いはしていないが、雨が掛かる場所では無いのであまり問題にはならないだろう。
この角度の写真は今後撮れないはず。
外壁材料は以下の通りである。
180x12x1820 杉野地板(荒材):65枚 @168円
120x9x1820 杉野地板(荒材):13枚 @148円
合板(端材 600x12x910):1枚
45mmコーススレッド:約400本
キシラデコール(オリーブ):4L缶 3/4程度
白ペンキ(水性):1L缶 1/3程度
1年と2ヶ月を費やして、ようやく単車小屋の建築工程が終了した。
実作業日数は30日くらいだと思うが、怪我やお休み期間が半端に長かったので止むを得まい。
バイクガレージとしては4月から機能していた訳で、プライオリティが少し下がったのが原因だ。
まだ電気配線や棚作りといった内部造作は続くが、これで一つの節目。いつもの安酒が妙に旨かった。
素人の訳の分からん質問に答えてくれたプロの方々や助言を下さった方、ネットに様々な情報をアップしてくれているDIYの先人達に感謝したい。
そして、バイク用のガレージや自作の物置小屋に興味を持ってたどり着いた方へ。
”案外、簡単に出来ちゃいますよ”と。