貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

伊豆ツーリング

2019-01-30 08:08:27 | ER-6f

代休消化の月曜に伊豆を一回りしてきた。
学生時代は1月に伊豆一周するのが恒例だったので、この時期は伊豆へ自然に行きたくなる。
伊豆スカイライン、下田から石廊崎を回る県道16号、妻良から南伊豆マーガレットラインは絶対外せないとして、西伊豆町から西伊豆スカイラインを経て大仁へ抜けるルートにしてみた。

曇り後晴れの予想だったが出発時から晴れていて富士山も顔を出してくれたが、土日は単車で溢れるPAでは月曜ならではのポツーンショットが撮れた。
6fはスクリーンが少し低く風が胸元に当たるのだが、100kmを超えるとそれがとても冷たく、腰を引いて身を屈めてやり過ごしたが、自然にそうなるバー2本低く遠くがベストかなと思った。

伊豆スカイラインは富士山がお迎えしてくれたので所々で撮影しながら流した。

加減速は意のままだし、コーナリングは曲がりすぎるので自然にペースが上がりがちだが、日が当たらない山陰は路面がしっとりしていてかなり神経を使い、ドライで再びペースアップの繰り返しだった。
外気温5℃、乗り手も慣らし中、3年落ちのタイヤが真ん中しか使われてなく改めて皮剥き中の状態で調子に乗ってペースを上げて転んだらタダのアホだ。

山を下って下田へ向かううちに雲が厚くなってきて冷たい西風が強くなってきた。
天気予報では一旦回復して日差しが出て気温が上がってから夕方から風が出て冷えるとのことだったが、海に突き出ているので風当たりが強いのだ。
道の駅”開国下田みなと”のいつもの撮影ポイントでスナップを撮ってお土産を買ったらここは用無し。ちょうど昼だったが最低千円からと何もかも高くてやってられない。
下田駅付近に得得を見つけ、味噌煮込みうどんで体を温めた。

石廊崎に向かう県道に分かれるころにはますます風が強くなり、西伊豆を回るには最悪の風だった。
30年以上前Z400LTDで回ったとき風でタイヤがすくわれ地面を蹴って事なきを得たモノの、蹴った足が痛くて往生したことを思い出しながらのツーリングになった。軽量フルカウルな6fも横風には当然弱く、西伊豆を走る間は何度もヒヤッとさせられた。

妻良で休憩するのもお約束だったが、なんと工事中でいつもの撮影ポイントが立ち入り禁止で、湾口から吹き込む風でオチオチ休む気になれず早々に退散し松崎で給油した。ここまで217kmだが次の走行距離を考えて事前に給油なんてことを考えなくて良いのが助かる。
ガソリン警告灯までおよそ200km、さらに警告灯から100km走れるなら給油地の心配はまず無い。

西伊豆町からの県道59号は6fでは初めてになる1級酷道で某主催が好きそうな道だった。
海岸線から標高897mの仁科峠まで山肌を縫うようにして延々と曲がりながら1車線で登っていく酷道で、舗装が比較的新しかったのがまだ助かった点。
すれ違う車両も無く、雲が厚くて薄暗く、強風でざわつく杉木立を駆け上がっていく。平日にこんなところで何か有ったら永遠に見つからないのでは?と思ってしまった。

仁科峠付近は幅広の2車線で綺麗に整備されてザ・スカイラインといった素晴らしい道路だが、森林限界を超えた感じの低灌木しか無く西からの強風が吹きっさらしなので強烈な寒さだった。
おまけに湿った路面でワインディングを愉しむどころかまるで罰ゲームの様だった。そんな西伊豆スカイラインから続く県道をさっさと走り抜けて達磨山のパーキングで休憩。
ここは小平さんと単車で走ったときに別れた場所で、まさかあの企画が一緒に走る最後のツーリングになるとは思わなかった。

後は大仁からR136BPと伊豆縦貫を乗り継いでR1箱根越で自宅に戻った。状況が良かったら戸田へ降りて大瀬崎周りも考えていたが、あの風と寒さの中で複視の不具合を発症していたのでどうしようもない。

総走行距離370kmだったが、ケツ痛や変なコリも無くコンディションが悪かったにも関わらず肉体的な疲労はGPzより少なかったと思う。
およそ欠点はスクリーンが低いだけじゃ無いかと思う位で、ロングツーリングには最適じゃ無いかと。

コメント
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