久しぶりに日曜晴れマークが付いたが、諸々有って10時過ぎ出発になったので奥多摩にした。
地図無しでふらっと出掛けて愉しいのは伊豆と奥多摩界隈で、前回が伊豆なので今回は奥多摩というだけのこと。
本当は日光と金精峠に行きたいが、初雪の便りが届いたのでまた来年に期待だ。
最初の休憩ポイントになる宮ヶ瀬ふれあいは大盛況で、オッサンが山の様に集結していた。普段は見かけないホンダX4が沢山居たのでオーナーズミーティングでも有ったのだろう。
牧場峠を越え藤野から県道522,33とつないで甲武トンネル経由で檜原街道に出るつもりが、曲がり損ねて県道521陣馬街道和田峠越えに入ってしまった。途中で気づいたが、Uターンしてこの夏に走った道に戻るのが億劫で途中の富士山ポイントでGoogle Mapをチェックしたら、林道盆堀線で入山峠を越え檜原街道に戻ることが出来るらしい。
和田峠も中々走り応えのある舗装林道で濡れ落ち葉と湧水が酷かったが、峠をから八王子側へ抜けたらチャリだらけだった。
こんな路面と勾配を物好きなやっちゃと思ったが、小学生すら元気よく登っていったのでそれなりに有名なのかも知れない。四輪のすれ違いが難しく交通量が少ないのがチャリにとっては好都合なのだろう。
恩方小学校前から林道盆堀線に向かったらコレ
一服してたらチャリがヒョイと交わして登っていったがDトラでも無理だわな・・・
圏央道近辺まで八王子市街地に戻り、都道61,32とつないで都道33檜原街道を目指すことにした。予定では奥多摩で昼食の予定だったが、市街地になるのでどっかでラーメンを食べようと物色しながら走った。
五日市で有名っぽいそば屋の敷地にある謎のラーメン屋に入った。
呑んだ後にすすりたい淡泊な醤油ラーメンで、こういうのも悪くない。のりは要らないしチャーシューは少ないモノの味付けが丁度良くチャーシュー麺で正解だった。
ここからは山を登るにつれどんどん冷え込んだ。
都民の森に着いた頃には9℃と3シーズングローブ、ウインタージャケットに綿シャツ、Tシャツ、防寒ジーンズには手強い温度だった。グリヒ、のど元バンダナで凌いだが短めのソックスが失敗だった。
奥多摩湖畔はバイクの姿が数台と寂しい限りで道の駅小菅もバイクの姿は少なかった。交通量自体がかなり少なく、寒すぎてみんな途中でUターンして戻っていくのだろう。
R139で大月までは予定通りだが、ロスタイムが大きく秋山街道で自宅に戻ることにした。ただ、普通に都留から秋山街道は芸が無いので、猿橋から県道509鈴懸峠(鈴ヶ音峠)越えというルートを試してみた。
この県道509だが空き家や廃屋が目立ち始めると、路面は苔蒸し溜まった濡れ落ち葉が砂に混じって腐葉土になりつつあるという人が殆ど通らない廃道の匂いすら有る一級酷道だった。晩秋の夕暮れで日が陰って見通しも悪いのが一層雰囲気を助長する。
そんな中、ハイカーでもジョガーでも無さそうな普段着の青年が一人ヒョコヒョコと下ってきて、いつ熊が出てもおかしくない道なのにと思い、熊鈴代わりにマフラーでも替えた方が良いんじゃないか?に行き着いたところで峠の頂上に出た。
目を見張る景色も何も無く不法投棄防止の看板が目立つ切り通しの峠だが、西南斜面は西日が差し込み上りの重苦しい空気は無い。
下っていくと程なく人が住んでいるのか?なんて集落が出始め、人気の感じられる単なる田舎道に戻っていき馴染みの秋山街道へ出た。
抜け道として使うことはないと思うが、お散歩ついでに走ってみるのは面白いかも。
走行距離:約280km、燃費21.2km/l