活版印刷紀行

いまはほとんど姿を消した「活版印刷」ゆかりの地をゆっくり探訪したり、印刷がらみの話題を提供します。

神田川大曲塾の『池 孝晃氏講演会』にぜひ

2011-10-14 22:23:32 | 活版印刷のふるさと紀行
 最近、テレビのクイズ番組で「漢字」が良く取り上げられます。
写真の左の花はムクゲです。あなたは漢字で書けますか。

 さて、お約束の印刷文化懇話会神田川大曲塾の第25回印刷文化研究会の
ご案内です。
 
 講師として登壇するのは池 孝晃さん。
テーマは『編集者と四人の写真家の物語』です。

 たぶん、出版界に身を置いておられる人、読書人、ジャーナリストなどの
みなさんは集英社の名編集者、Play Boy日本版や数々の単行本企画、あるいは
写真集の編集企画で「池 孝晃」の名前はよくご存じでしょう。

 どんなに編集者として名を馳せても、編集者はカゲの人、「講師なんて
とんでもない」と固辞される池さんをなんとか引っ張り出せたのは、池さんが
我々と同じ、大曲塾の塾生だったからです。

 私は池 孝晃を尊敬しております。彼ほど著者の信頼を集め、愛された編集者を
ほかに知りません。しかも博学で、控えめで、それでいてご自分の企画に常に四つ
に取り組む真摯さ。とにかく、すごい方です。

 『編集者と四人の写真家の物語』は藤原新也・野町和嘉・江成常夫・大村
次郎の四人の写真家とその写真集の編集にあたったご自分の心の中を話して
いただきます。

 おそらく池さんの話は四人にとどまらず篠山紀信さんをはじめ親交のあった
写真家、作家、タレント、演劇人に及び、編集者としてのエピソードが
2時間の間に散りばめられると思いますから楽しみです。
 
 ぜひ、ご興味のある方はご参加ください。

    
神田川大曲塾第25回 印刷文化研究会



テーマ   『編集者と四人の写真家の物語』

講 師   池  孝晃氏

日 時   2011年10月29日(土) 午後3時30分~5時30分

会 場   印刷博物館 グーテンベルクルーム

参加費   1,000円

    お申込みは

      メールで k-yoshida@fine.ocn.ne.jp

      FAXで03-3401-2728 神田川大曲塾事務局宛て
      
      電話で 090-5765-4125 吉田可重

なお、会の終了後、隣のレストラン・ステラで池 孝晃氏を囲んで懇親会が
あります。(懇親会費はおひとり2000円です)

☆むくげは木槿と書きます。花言葉は尊敬・信頼・信念・愛・美です。 












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気になるヴァリニャーノとハビヤン

2011-10-14 12:10:39 | 活版印刷のふるさと紀行
 すっかり秋めいて来たのに、落ち着けない毎日です。放射能の問題も
ありますが、ここ3,4日、中日―ヤクルト戦にいささかペースを乱されて
いたのも事実です。

 話は飛びます。私が日本最初の金属活字を使った活版印刷やその成果である
キリシタン版のからみで、とくに興味のあるの人物をあげるとしたら、イエズ
会の巡察師イタリア人、アレサンドゥロ・ヴァリニャーノと日本人不干斎ハビ
ヤンの二人です。

 ヴァリニャーノに指名されて4人の天正少年使節の従者として渡欧に随行し、
もう一つの役割、活版印刷術を習得して帰国、キリシタン版を印刷した日本人で
最初の活版印刷人コンスタンチノ・ドラードについては本にしましたし、
その取材中、私がいちばん興味をおぼえた千々石(ちぢわ)ミゲルについても
本にしました。そうなると、このヴァリニャーノとハビヤンの二人が気になります。

 というわけで、そこで、次回から、この二人について書きたいのですが、その前に
印刷懇話会神田川大曲塾の研究会についてご案内させてください。


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