私的図書館

本好き人の365日

『エスターハージー王子の冒険』

2007-05-16 18:25:00 | 本と日常
本屋さんに注文した本を取りに行くと、本棚の影から店員さんの楽しげな話し声が…

若い女の子の店員さんが、中年の男性店員に「最近何か面白い本ありますか?」と訊いていて、男性店員(どうやらかなり内気な様子)が何やらモゾモゾと小声で答えている。

あぁ、面白い本なら山ほど紹介してあげたいのに、やっぱり本屋さんに就職しようかな…なんて本好きとして本気で考えてしまいました。

会社にいてもパチンコと競馬と釣りの話しばっかりだもんなぁ。
たまには「最近の面白い本」について語りたい…

ま、こうしてネットで息抜きできているので、幸せといえば幸せなんですが☆

注文してあったのは、

ロード・ダンセイニ著、荒俣宏編訳の短編集*(キラキラ)*『妖精族のむすめ』*(キラキラ)*

なかなか見つけられなかったこの作品、ようやく手に入れることができました♪

アイルランドで本物のお城を持つ貴族(ロード)ダンセイニ。
その幻想的なファンタジーはストーリー重視の『ハリー・ポッター』や『ナルニア国ものがたり』とは違って、まさに神話という感じ。
日本の古事記に近いかも知れない。

あとは最近読み始めたロバート・ウェストールの*(キラキラ)*『禁じられた約束』*(キラキラ)*

戦争を扱った作品が多いウェストール。
でも戦争をどこか遠い世界のお話しじゃなくて、とっても身近で、登場人物たちが自分の家族のように感じられる、そんな文章がとっても魅力的♪
心にしみこむお話しが多いです。

もう一つ同じ作者の作品で『かかし』という本も注文してあったのに、こちらはまだ届いていなくって発送待ち。

小さなウサギの王子さまがお嫁さん探しの旅に出るお話は、
イレーネ・ディーシェ/ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー作の*(キラキラ)*『エスターハージー王子の冒険』*(キラキラ)*

挿絵は一目で気に入ってしまったミヒャエル・ゾーヴァさん♪♪

「ハージー」というのはドイツ語で「ウサギちゃん」という意味らしい。
しかも発音が大切で、ウサギの耳のように思いっきり長く「ハー」と発音し、ウサギの鼻をさわるようにやさしくやさしく「ジー」と発音しなきゃいけないらしい。

ハージー!
ハージー!
エスターハージー♪

ついでに買ってしまった本は、

星新一のショート・ショート
*(キラキラ)*『ボッコちゃん』*(キラキラ)*

三浦しをんのエッセイ
*(キラキラ)*『しをんのしおり』*(キラキラ)*と
*(キラキラ)*『人生激場』*(キラキラ)*

千野帽子の”志は高く心は狭い”あなたに送るブックガイド
*(キラキラ)*『文藝ガーリッシュ―素敵な本に選ばれたくて。』*(キラキラ)*

アメリカの夫婦作家デブラ・ドイルとジェイムズ・D・マクドナルドの『サークル・オブ・マジック』シリーズ第1巻
*(キラキラ)*『魔法の学校』*(キラキラ)*

今回は楽しい本が多いかな?

読みたかった本が手に入った時の喜びは
何ものにもかえ難い至福の時です☆

思わずニンマリしてしまいます♪