君主たる者は、何より人民の生活の安定を心がけなければならない。(中略)
身の破滅を招くのは、他でもない、その者自身の欲望が原因なのだ。
いつも山海の珍味を食べ、音楽や女に溺れるなら、
欲望の対象は果てしなく広がり、それに要する費用も莫大なものになる。
これでは、肝心の政治に身が入らなくなり、人民を苦しみに陥れるだけだ。
その上、君主が道理に合わぬことをひと言でも言えば、
人民の心はバラバラになり、反乱を企てる者も出てこよう。
―「貞観政要」―
身の破滅を招くのは、他でもない、その者自身の欲望が原因なのだ。
いつも山海の珍味を食べ、音楽や女に溺れるなら、
欲望の対象は果てしなく広がり、それに要する費用も莫大なものになる。
これでは、肝心の政治に身が入らなくなり、人民を苦しみに陥れるだけだ。
その上、君主が道理に合わぬことをひと言でも言えば、
人民の心はバラバラになり、反乱を企てる者も出てこよう。
―「貞観政要」―